2006年2月度 TSS番組審議会報告
とき:2006年2月17日(金)11:00~
ところ:(株)テレビ新広島 役員会議室
議題
*歴史発掘スペシャル『ドイツからの贈りもの~国境を越えた奇跡の物語~』
(2006年1月22日(日)午後4時05分~5時20分放送)
事務局より
- *BPO報告
- TSS 1月視聴者対応報告
議題
歴史発掘スペシャル『ドイツからの贈りもの~国境を越えた奇跡の物語~』
- 時代背景について良く理解できた
- アメイジンググレイスの使い方が効果的
- 丁寧に取材されている
- リポーターやナレーターの人選が的確
- 当時の新聞記事や映像が効果的に使われていた
- イレブンの子孫探しとユーハイムやウォルシュケのエピソードが融合していない
- 似島収容所の所長や“俘虜製作品展覧会”の立案者についてもっと知りたい
- 興味をかき立てられる番組
- エピソードが多様で編集に苦労されたのでは
- 90年も昔の話をドラマチックに分かりやすく構成している
- サッカーの話は勝村さん、食べ物の話は木村さんという役割でも良かったのでは
- 子孫探しの過程がおもしろい
- フーゴクライバーからブッフバルトへ繋がるラインがドラマチック
- 初めて知ったことが多くあった
- 見応えがあった
- 音楽と語りに過不足がなく、全体を引き締めていた
- 淡々としているが心に残る番組
- バウムクーヘン作りに挑戦する必要はなかったかも
- ドイツ人の教えが日本のサッカーにどう生かされているかの視点も必要
- 見どころのあるエピソードがテンポ良く構成されていた
- リポーターとナレーターの組み合わせと棲み分けが良い
- 満足度以上に発見度の高い番組
- 平和や交流の輪づくりのヒントが得られた
- 日本人イレブンや似島についてももっと掘り下げて欲しかった
- 冒頭のナレーションは力が入り過ぎ
- サッカーの話は少々強引
- 捕虜収容所の話は、戦争の多様性を伝える上でも、さらに深く掘り下げて欲しかった
- 丁寧に歴史を検証する作業が視聴者の心を打つ
- 世界的な時代背景も取り込めば、ダイナミックな歴史のおもしろさが出たのでは
- 広島の古い町並みなども見せるべき
- 勝村さんのはじけ方が足りない
- 人探しのおもしろさを強調すると、もっとワクワク感が出たのでは
- 不幸な状況でも心温まる交流が生まれることを認識した
などのコメントが寄せられた。
これらの意見を受けて、企画制作部 の横井利行プロデューサーは
- たくさんの内容でまとめるのに苦労した。内容を詰め込み過ぎたと反省している
- 似島イレブンの集合写真は、日本人イレブンの子孫を訪ねる過程で発見したもの。写真の裏に書かれた名前をもとに、ドイツイレブンの子孫探しが始まった
- 初めから答えが見えていたわけでなく、調べる過程で知り得たことで番組を構成した
- ドイツサイドの話だけで手一杯となり、今回は日本人イレブンについては割愛した
- 収容所の所長については、当時を知る方を見つけ出せなかった
- 90年前の話を聞き出すのは、三世代に渡ることなので大変苦労した
- それぞれのエピソードをもとに3つの番組を作れるぐらいの情報量
- 似島には当時を語るものは側溝しか残ってないが、番組を通して似島の過去を知ってもらいたかった
など番組制作の現状を、委員からの意見や質問に対する回答を交えながら発言。
積極的な審議が行われた。
- 次回番組審議会
- 2006年3月14日(火)11:00~
<議題>「黒太郎一家の10年~ナベヅルと暮らす村・八代~」
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・末長昌子委員・山田知子委員・池田明子委員・徳永修委員・西島俊哉委員(順不同)。