2006年9月度 TSS番組審議会報告
とき:2006年9月15日(金)11:00~
ところ:(株)テレビ新広島 TSS役員会議室
議題
*TSS報道特別番組『時代への告発~ヒロシマ「対話ノート」~』
事務局より報告事項
- BPO報告
- TSS 8月度視聴者対応状況報告
議題
TSS報道特別番組『時代への告発~ヒロシマ「対話ノート」~』
- 取り上げたテーマが良い
- 対話ノートの言葉に心を打たれた
- 96万人の声が記録されている事実に驚いた
- 対話ノートの意義を独創的な視点で取材している
- いま大切にしなければならないことを伝えていて感動
- “平和は対話から生まれる”というコメントに共感
- “平和をつくり上げる”というメッセージが伝わってきた
- 原爆資料館の存在を世界にアピールする意義を教えられた
- 結論ありきの構成に違和感
- 戦争における重要な問題を一言で片付けるのは無理
- 平和は客観的に語る方が理解度を上げる
- たとえ情緒に流される危険があっても、原爆の悲惨さを次世代に伝えていかなければ
- 対話ノートの言葉を朗読と字幕で表現したことで説得力が増した
- 平和への意識変化をデータで紹介したのも説得力があった
- 出演者の選考基準に疑問
- 出演者数が多過ぎたのでは
- 若年層の出演者が不在で残念
- 日米芸術家のエピソードは結びとして効果的
- 芸術家の平和的役割についてのコメントに感銘
- 物理学者のスタンスに納得
- つんくの話は若者向けに膨らませても良い
- 沖縄ツアーガイドの話は消化不良
- 平山画伯についても取材してもらいたい
- 核エネルギーの平和利用にまで及んでいたのは意義深い
- 内容的には90分番組のボリューム
- アナウンサーの朗読が素晴らしい
- CMの入れ方に工夫が欲しい
- “過ちは繰り返しませぬから”という平和キャンペーンを展開してみては
- 取材内容を掘り下げて新たな番組を作ってもらいたい
これらの意見に対して、番組を担当した池田俊明ディレクターは、
- 被爆体験から生まれた人間的姿勢に触れたいと制作を始めた
- ローカル制作にこだわり、アナウンスをはじめ自社スタッフで制作した
- 取材で出逢った人と新たな交流が始まっている
- 人選は、まず2000人を選び出し、その後30人に絞り込み、連絡先不明、死亡などで6人に辿り着いた
- 中高生は名前をフルネームで記入しておらず特定できない
- 取材で初めて知ったエピソードも多々あった
など積極的な審議が行われた。
- 次回番組審議会
- 10月16日(月)
<議題>(1)「FNSソフト工場『失敗がいっぱい』」(2006年9月16日(土)14:00~14:55)
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子委員・池田明子委員・中嶋健明委員・徳永修委員・西島俊 哉委員・荒木史子委員(順不同)。