2008年1月度 TSS番組審議会報告
とき:2008年1月21日(月)
ところ:オリエンタルホテル広島
事務局より
- BPO(放送倫理・番組向上機構)活動報告
- TSS12月度視聴者対応状況報告
議題
(1)『昨年印象に残った番組、今年TSSに期待すること』
- 番組のレベルが年々上がっている
- ドキュメンタリー番組が印象に残った
- 人をテーマにした番組が印象に残った
- 時代はインタラクティブの方向に来ている
- 理解あるスポンサーを育てることも必要
- 人間の素晴らしさを今年も伝えてもらいたい
- テレビの影響力を考慮して番組を制作すべき
- ユーモアにあふれた良質な娯楽番組を作ってもらいたい
- 独自のネタを開拓すべき
- コンテンツのライブラリー化に取り組んでもらいたい
- メディアの責任として地域文化に貢献してもらいたい
- 新しい切り口で広島のスポーツを盛り上げてもらいたい
- 低俗な番組は作らないという強い姿勢を示してもらいたい
- 暴力が笑いのネタとして取り上げられることがないように
- 「環境問題は、どこが良くてどこが悪いのか、多重的に報道すべき
- “あるある問題”は、なぜ系列局でチェックが入らなかったのか
- 地方に住むことの素晴らしさを伝えてもらいたい
- “何を伝えるのか”を超えて“どう伝えるか”に変わってきている
- 『ANSWER いかにヒロシマを語り継ぐのか』は、ネタが尽きたという印象
- ヒロシマは風化していると強く感じた
- 地元局にはヒロシマを伝える使命がある
- 北川さんのエピソードを掘り起こせたのは、地元局の強み
- 8月6日の報道特別番組は、歯を食いしばってでも続けるべき
- 報道は足元を固めることが重要
- 報道は物事を多重的に捉えることが必要
- 地域の問題点を通して日本の抱える構造上の問題を扱った『因島造船物語~撓鉄(ぎょうてつ)と生きる人々~』は、制作姿勢に好感が持てた
- “因島造船物語”と“ANSWER”には、世代を超えて伝えたいものという共通のテーマがあった
- 『幸せの星に導かれて~伝統航海カヌー・ホクレア号日本へ』は、人間の知恵を再認識させてくれた
- “ホクレア号”は、続編やニュースで取り上げるなど、広がりのある編成で良かった
- 『ひろしま満点ママ!!』の“がっこうプチじまん”で紹介された木造の校舎が、今も頭の片隅に残っている
- 『ひろしま満点ママ!!』は、日常から切り離されてローカルな情報に偏り過ぎ
- 社会から切り離されて日常があるわけではない
- 情報番組は社会の出来事も取り上げるべき
- 人間の素晴らしさ、家族の絆など、人間を大事に捉えている
- 『人気もん!』は、切り口を変えて、“がっこうプチじまん”の中国地方版に変えるのも良いのでは
などのコメントが寄せられた。
これらの意見を受けて、村上隆治編成局長は
- コアになるものがあれば良い
- 伝えるにはテーマが必要
- 昨年は海に関することがテーマだった
- 番組を通してTSSのイメージが伝わる
- 今年は新しいことにもチャレンジしたい
などとコメントした。
- 次回番組審議会:
- 2008年2月25日(月)11:00~
<議題>「デジ生!バなな調査団」
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・大野徹副委員長・山田知子委員・池田明子委員・中嶋健明委員・徳永修委員・荒木史子委員・大野主税委員 (順不同)