2008年2月度 TSS番組審議会報告
とき:2008年2月25日(月)11:00~
ところ:テレビ新広島 役員会議室
議題
- 「デジ生!バなな調査団」(2月13日深夜24:35放送)
事務局より
- BPO(放送倫理・番組向上機構)活動報告
- TSS1月度視聴者対応状況報告
議題
(1)「デジ生!バなな調査団」
- 現代的なコンセプト
- 昔の深夜ラジオの印象
- 若者の息抜きになる番組
- とらえどころのない番組
- テーマに新鮮みがない
- 構成にメリハリがない
- 作り込みの妙味がない
- 面白くなる余地はある
- 司会者陣に面白みがない
- 役立つ情報が見受けられない
- 誰に何を訴えたいのか分からない
- 生放送のライブ感が伝わってこない
- 番組全般が手探りの状況で未消化の部分が多い
- メールの紹介の仕方に工夫が必要
- テレビ電話は他の企画で使うべき
- テレビ電話の画像が不鮮明でもどかしい
- 電話やFAXからの情報がインターネットに代わったという印象
- 双方向の面白さが伝わらないと視聴者には理解されない
- 今後のテレビの可能性を模索し、そのノウハウを蓄積すべき
- 時代の方向性を捉えることが必要
- 若者目線で話題やアイデアを求めてみては
- 若者目線で意見を述べる場があっても良い
- 若者に迎合するのではなく、若者を育てる姿勢も必要
- 大人の価値観を押しつけていてはテレビ離れが進むだけ
- セットはライブ感を意識したものなのか
- 「賞金1万円」の連呼が気になる
- 料理をギャグにすることは受け入れがたい
- つけ鼻が毎回落ちるのは、愛嬌ではなく嫌み
- 天野アナのコーナーは、雰囲気が変わって良い
- シリーズ企画は仲間意識を醸成させるがマンネリも怖いは
などのコメントが寄せられた。
これらの意見を受けて、番組企画を担当したデジタルコンテンツ開発部の香川正二郎部長は、
- 視聴者のテレビの見方は変わってきている
- 若者たちは、テレビより携帯電話の時代
- テレビから離れていった若者たちを取り込みたい
- テレビは一瞬で終わってしまうが、情報を蓄積できるSNSと連動して、新しい視聴習慣をつくっていきたい
また、番組制作を担当したTSSプロダクションの川口修治ディレクターは、
- コンセプトは、放送と通信の融合
- 今までの視聴者はテレビを受身で見ていた。今回はその関係を打破したい
- 番組づくりは視聴者との共同作業で進めている
- 視聴者の参加意識の高さには驚いた
- コミュニケーションというパーソナルな関係をテレビで表現する難しさを痛感
- 現状ではテレビの特性を生かしきれていない
- コミュニケーション番組に育てることが目標
- テーマは深夜番組という枠の中で考えている
- 社会ネタもテーマの一つ
- 求心力のあるパーソナリティーが必要不可欠
- 地元タレントに経験を積ませて育てていきたい
- スタジオセットには開放感を出したいと考えている
などとコメントした。
- 次回番組審議会:
- 2008年3月14日(金)11:00~
<議題>「’07春高バレーコーチングキャラバン~響け!声という俺たちの絆~」
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・池田明子委員・荒木史子委員・大野主税委員・上田茂則委員(順不同)