2008年6月度 TSS番組審議会報告
とき:2008年6月20日(金)11:00~
ところ:テレビ新広島 役員会議室
議題
- (1)7月改編について
- (2)「日はまた昇る~野村のおっちゃんが残したもの~」
(放送:5月24日(土)午後2時30分~3時25分)
事務局より
- BPO(放送倫理・番組向上機構)活動報告
- TSS5月度視聴者対応状況報告
議題
- (1)7月改編について
・ネット番組の概要について説明 - (2)「日はまた昇る~野村のおっちゃんが残したもの~」
- 不思議な印象
- 題材が素晴らしい
- 熱い言葉が印象的
- 内容に相応しいタイトル
- 伝えたいことがはっきりと分かった
- ポジティブなインパクトが伝わってきた
- 子どもたちの成長が見受けられた
- 子どもたちの苦しみは大人の責任と理解できた
- 野村さんが亡くなって方向性を見失ったようだ
- 命が燃え尽きる瞬間を捉えていたのはドキュメンタリーとして素晴らしい
- 取材の苦労を感じた
- 野村さんとスタッフの良好な関係が感じられた
- 野村さんと周囲の人たちとの関わりが分からない
- 野村さんと息子との関係も消化不良
- 野村さんの生き方に矛盾を感じた
- 描ききれていない事情があるのでは
- 野村さんの描き方を整理しきれていないのは、制作者も矛盾を感じていたからなのでは
- マイナス面を消化不良のまま中途半端に伝えるのは危険
- 学生に見せたところ、主人公の生き方に共鳴した反面、自責の念からの活動ではという感想が寄せられた
- 野村さんの葛藤を想像すると胸が痛む
- 野村さんの息子への思いは入れるべき
- 野村さんの息子に比重をおいた構成でも良かった
- 野村さん個人を追いかけるのか、周囲の人たちを追いかけるのか、絞りきれていない
- テーマが分散し、発信力が弱まっている
- 別の展開もありえた
- 何を訴えたかったのか見えてこない
- つながりの根底に愛情があることを伝えたかったのでは
- 子どもの誕生へつなげるために時系列が崩れた
- 原田美枝子さんのナレーションが良かった
- 音楽も良かった
- 次の展開に期待したい
これらの意見を受けて、番組を担当した報道部の伊勢隆昭プロデューサーと船田興起ディレクターは
- 番組制作のきっかけは、自分の姿を通して命の大切さを訴えたいという野村さんの要望
- 前作の続編にならないよう配慮した
- 前半が駆け足になってしまい物足らなくなってしまった
- あれも入れたいこれも入れたいという思いが強く、テーマが絞り込めていなかった
- 野村さんの息子さんとは葬儀のときに初めて会った
- 息子さんについて講演会で語っていたが、今回は使わなかった
- 野村さんの想いは子どもたちの心に残ったと思う
などとコメントした。
- 次回番組審議会:
- 2008年7月25日(金)11:00~
<議題>「TSSスーパーニュースFNN」
放送:7月10日(木)11日(金)午後5時54分~18時
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子委員・中嶋健明委員・徳永修委員
荒木史子委員・大野主税委員(順不同)