2008年11月度 TSS番組審議会報告
とき:2008年11月17日(月)11:00~
ところ:テレビ新広島 役員会議室
事務局より
事務局より、TSS10月度視聴者対応状況を報告。
議題
ひろしま美術館開館30周年記念特別番組
『黒猫はいた!?~ゴッホ“ドービニーの庭”の謎~』
(11月3日 16:00~16:55放送)
- 興味の沸く話題・題材。
- 文化の日に相応しい麗しい番組。
- 周辺取材が絵に深みを与えていた。
- ゴッホの生涯を思い起こさせて興味深かった。
- 描かれた時代の空気感、現地の雰囲気が伝わってきた。
- “ドービニーの庭”の絵に絞った追求で分かりやすかった。
- 2枚の絵の芸術的な比較があれば良かった。
- ゴッホのパレットを紹介するくだりは消化不良。
- 冒頭部分で触れられた額縁周辺の謎は、最後まで説明されていない。
- “あっと驚く絵画の楽しみ方”を理解するには、相当な知識と興味が必要。
- 同じ絵がなぜ2枚あるのか、猫がなぜ消されたのか、解明していないのが残念。
- 今回の調査の意味・意義を伝えるのに、もっと分かりやすい方法もあったのでは。
- テーマが分散された感じ。
- 謎解きの際の映像は良かった。
- CGの使い方に工夫が欲しかった。
- 加筆に関する周辺情報を先に紹介して欲しかった。
- ナレーターとレポーターの役割分担が良くできていた。
などのコメントが寄せられた。
これらの意見を受けて、番組を担当した企画制作部池本逸司プロデューサーは
- ゴッホは気に入ったモチーフは何枚も描いている。
- ゴッホの手紙には“猫がいる”と書かれてあるので、贋作の疑いもかけられたが、当初は猫が描かれていたことを科学的に証明しようとした。
- 加筆した作家の名前が挙がっているが、状況証拠によるもので、修復作業を行った時にこうなったという説もある。
などと企画意図を述べた。
続いて、永野社長が
- ひろしま美術館開館30周年記念行事として行われる学術調査を、ドキュメンタリー風に制作するというのが最初の発想。
次回番組審議会
平成21年1月(日時・場所・議題は未定)
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子委員・池田明子委員・中嶋健明委員・徳永修委員・荒木史子委員・大野主税委員(順不同)