2009年3月度 TSS番組審議会報告
とき:2009年3月31日(火)午前11時
ところ:TSS本社会議室
報告事項
審議に先立ち、まず事務局より、BPO(放送倫理・番組向上機構)活動報告およびTSS2月度視聴者対応状況報告、4月改編状況報告が行われた。
審議
『アロハ!私のオハナ~出会いは時をこえて~』(3月28日午後2:30?3:25)
- 内容は面白いし、ナレーションも素晴らしいが、番組テーマが分かりづらい
- 番組導入部で、適切な説明がなされていない
- エピソードの繋がりに、すわりの悪さや違和感を覚えた
- 視聴者の時間軸に混乱を招く構成
- 一つのエピソードだけでも番組を成立させられる濃さがあるのに、詰め込み過ぎたのでは
- 移民という歴史的事実は知られているが、移民者の生活史については知られていないので、もっとたくさんの人が視聴できる時間に放送してもらいたかった
- 今のハワイを支えている人たちの紹介は良かった
などのコメントが寄せられた。
これらの意見を受けて、企画制作部の池本逸司プロデューサーは、
- 以前に放送した“ホクレア号”が制作のきっかけ
- 最初の移民からの流れを縦軸とし、現代のハワイとの関係を横軸として見せる構成
- 取材対象者に自分のルーツを訪ねたい思いはあったのだが、戦争以後、ハワイと日本とで全く途絶した関係にあったので、逡巡があった
などと発言し、活発な意見交換が行われた。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・大野徹副委員長・山田知子委員・中嶋健明委員・徳永修委員・荒木史子委員・大野主税委員・上田茂則委員(順不同)