TSSテレビ新広島

2009年10月度 TSS番組審議会報告

とき:2009年10月5日(月)午前11時

ところ:TSS本社会議室

報告事項

審議に先立ち、まず事務局より、BPO(放送倫理・番組向上機構)の活動状況やTSS9月度視聴者対応状況についての報告が行われた。次に、村上隆治編成局長より、TSS10月度番組改編についての概要説明が行われた。

審議

『世界のプロが広島に 最高の音色を求めて アフィニス夏の音楽祭』
<9月21日(月・祝)午後2時5分放送>

委員からは

  • 限られた時間の中で、盛りだくさんの情報をうまくまとめている
  • ビデオで何度も巻き返しながら見たにも関わらず、すぐに全編リプレイして見た。それほど素晴らしい作品だが、素人には難しい
  • 1度では理解できず、3度見た。1度で理解するのは難しい
  • 広島交響楽団員2人に焦点を当てていたが、彼らが日頃どんな課題に取り組み、今回それをどう乗り越えたのかを知りたかった
  • 広島交響楽団の今後の抱負を聞きたかった
  • 知らない音、出したことのない音に挑戦したいなど、良いコメントもあったのに、それが番組に生かされていない
  • 音楽に詳しくないが、指導者の川崎さんのテクニックは凄い。後藤さんが必死でそれに近づこうと努力している様子が伝わってきた
  • 後藤さんの出す音が変わった。努力の結果が演奏後の感情の爆発につながった。感動した。しびれた
  • 後藤さんは色がたくさんある魅力的なキャラで良かった
  • 後藤さん、橋本さんなど、個々の部分はわかるが、全体がつかめないまま終わった
  • 事前に音楽祭の資料を読む機会があり、時系列で追いかけた後藤さんの達成感は感じられたが、視聴者にどれほど伝わったかは疑問
  • アーティストの会話も専門的で、解説が欲しかった」「上達したと言われても、素人にはよくわからない
  • 素晴らしい音楽祭であることはわかったが、イベント告知の番組ではない。感動を伝えるための番組としては、言葉足らず
  • 音楽祭のことを、番組で初めて知った。今後も開催されるのなら、事前にもっとPRすべき
  • 音楽祭が続くのであれば、次回は事前番組に挑戦してもらいたい
  • 世界一流の演奏者が集まった音楽祭にどれだけの人が来たのか説明不足
  • 最初から最後まで同じカメラワークとアングルで同じ距離感。近づいていない
  • 番組タイトルは魅力的だが、内容が浅い
  • CMも番組向きで感じが良かった
  • 連休中日の昼間の放送だったが、もっと視聴しやすい時間帯があるのでは

などのコメントが寄せられた。

これらの感想や意見を受けて、槙原靖ディレクター、木元真紗与ディレクターは、

  • 盛りだくさんのイベントで、追いかける側も、どこで何が起きるのかわからない状態だった
  • 広島の音楽文化の向上が狙いだが、どのレベルの人に照準を合わせるのか悩んだ。そして、クラシックを知らない人でも見て聞いて楽しめる番組をめざした
  • クラシックコンサートは、演奏中カメラが動けないなど、制約が多かった

などと発言し、活発な意見交換が行われた。

<出席委員>
松浦雄一郎委員長・大野徹副委員長・山田知子委員・池田明子委員・中嶋健明委員・徳永修委員・荒木史子委員・大野主税委員・上田茂則委員(順不同)
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