2009年11月度 TSS番組審議会報告
とき:2009年11月16日(月)午前11時
ところ:TSS本社会議室
報告事項
審議に先立ち、まず事務局より、BPO(放送倫理・番組向上機構)の活動状況やTSS10月度視聴者対応状況についての報告が行われた。次に、村上隆治編成局長より、年末年始自社制作番組についての概要説明が行われた。
審議
『近畿中四国ブロック6局共同制作番組 不況脱出バラエティ 商売繁盛ギョーカイの星』
<11月1日(日)午後4時放送)>
委員からは
- 興味を引くタイトルで期待して見たが、想像以上に面白かった
- 家族団らんに適した番組。家族の感想を聞きたくなった
- 普段バラエティはあまり見ないが、意外に楽しめた
- スタジオゲストもバラエティに富んでいて良かった
- バラエティというより情報番組。出演者にも品位があった
- あまりにも有名なネタで新鮮みに欠けた部分もあるが、楽しめた
- 85分番組で13社は多過ぎる
- 行きたい場所も多く、アクセス情報なども出して欲しかった
- 番組を長いと感じたのはなぜか。情報を詰め込み過ぎたせいかも
- “元気な会社の秘密に迫る”というキャッチだが、秘密に迫ったかどうか疑問
- 秘密などという言葉は、軽々しく使うべきではない。披露されていたのは、会社や経営者のモットー。それでも戦略に迫ってはいたが
- “元気な会社の秘密は、プラス志向と努力”という結論は、単純過ぎる
- 会社によって強弱があるのはわかるが、本当に知りたい部分が流されていて残念
- 局がそれぞれ2社ずつ取り上げていたが、ネタが厳選されていたかどうか疑問。各局の公平感は視聴者に関係ないこと
- 経営者の私生活を紹介した会社もあったが、番組趣旨とずれていたかも
- 転倒防止靴下のパールスターは、大学との連携を含め、もっと深く取り上げるべき。TSSでは他の番組で何度か取り上げているので遠慮したかもしれないが、他のエリアでは十分新鮮な情報だし、関心も高いはず。めだか本舗より深く扱って欲しかった
- めだか本舗では、休耕田の活用方法、メダカマーケットの現状を知って驚いた
- 来来亭では、ラーメンだけであんなに儲かる仕掛けを知りたかった」「日プラでは、アクリルパネルの作り方を初めて知った。新鮮だった
- くら寿司の取り組みは、まさに革命でユニーク
などのコメントが寄せられた。
これらの感想や意見を受けて、番組を担当した企画制作部の満田直美は、
- ネタは、各局が数多くの候補を出し合った中から厳選して決定した
- 詰め込み過ぎかも知れないが、作る側としては、情報が薄過ぎて間延びしないかが気になった
- バラエティとして、より多くの人、いろいろな年齢層に見てもらうことを前提に制作した。企業戦略を知ることに期待した人たちには物足りなかったかも
- めだか本舗を長く扱ったのは、意外性がクローズアップされた結果。他意はない
などと発言し、活発な意見交換が行われた。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子委員・池田明子委員・中嶋健明委員・徳永修委員・荒木史子委員(順不同)