2010年7月度 TSS番組審議会報告
とき:2010年7月12日(月)午前11時
ところ:広島市南区 TSS本社会議室
報告事項
事務局よりBPO(放送倫理・番組向上機構)の活動状況やTSS6月度視聴者対応状況についての報告が行われた。
審議
『ニッポンを釣りたい!~忘れられない旅に出よう~』
<6月27日(土)午後4時5分放送>
委員からは
- 過去のシリーズの中で、最高の出来栄え
- ナレーションの短い言葉を使っての表現に感心
- 美しい日本の海に惚れぼれした。麗しい海を堪能した
- 面白い!楽しい!ドキドキする!の3要素が揃っていた
- 盛りだくさん過ぎて、場面転換が唐突なところもあった
- 7年連続して、タイトルに“旅”という文字が入っている
- “旅と釣り”がテーマなのに、今回はそのマッチングの難しさが見えた
- “旅と釣り”がうまく結び付いていないコーナーがあった
- 静岡の “まきこぼし釣法”の紹介は、消化不良。掘り下げて欲しかった
- 伝統釣法に失敗しても、タコ釣りに切り替えるなど、流れが良かった
- 生きたタコにかぶりつくのは、下品で勘弁してほしい。子どもたちに見せたくない
- 和歌山編は、釣りとは関係ない展開が目立った。釣りのシーンもテンションが高すぎて、お互いの声を消し合っていたのが気になった
- 沖永良部島編は、地元の人とのふれあい、釣り人との親睦、テクニックの紹介などもあり、全体の中で最も良くできていた
- 初心者では難しいGTを最後の最後に釣り上げたシーンは、見ていて本当にドキドキした
- GTが釣れることは想定していなかったのでは。釣れなかった場合どうしようと考えていたのか知りたい
などのコメントが寄せられた。
これらの感想や意見を受けて、プロデューサーの高見剛史は、
- “旅と釣り”のバランスは難しい。釣れなければ番組にならないし、スケジュールを組む前にバランスを考える。永遠のテーマではないか
- GTは釣れたというより、ある意味、釣らせている。それだけのノウハウを持ってやっている。仮にGTがダメでも、別の大物を釣らせたはず
- “帰るのが楽しみ”と答えた子どもの真意はわからない。親を心配させないために不安を隠して言ったのかも知れないが、それ以上踏み込めなかった
- “まきこぼし釣法”はロケハンで面白かったので、船長が反対したのを強引に頼んでやってもらったが、やっぱり失敗した。海で船長の言うことは絶対だと改めて思った
などとコメントし、活発な意見交換が行われた。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・大野徹副委員長・山田知子委員・池田明子委員・徳永修委員(順不同)