TSSテレビ新広島

2011年3月度 TSS番組審議会報告

とき:2011年3月30日(水)午前11時

ところ:TSS本社会議室

報告事項

事務局よりBPO(放送倫理・番組向上機構)の活動状況やTSS2月度視聴者対応状況の報告があった。次に、編成局より4月番組改編についての説明があった。

審議

中四国ブロックネット~グルメ・温泉・大自然~『イイ女街道まっしぐら!薩摩よくばり二人旅』
<3月27日(日)12時~12時55放送>

委員からは

  • 九州新幹線全線開通に合わせた企画で、旅の導きとして成立していた
  • 自分でも行ってみたいと思い、この番組の情報はすべてメモを取った
  • 瀬戸内とは違う荒々しい景色、美しい自然を堪能した
  • 自然とグルメでひとときの癒しになる番組だった
  • 最初に見どころをフラッシュ的に見せて興味をひきつけ、後から追体験的にゆっくり見せる手法が成功していた
  • 鹿児島市の豪華なホテルと甑島のアットホームな民宿のコントラストが良かった
  • 甑島の民宿では、家族とのふれあいもあり、とても好感が持てた
  • 鹿児島を紹介するのに、なぜ甑島なのか、疑問が残った。鹿児島には紹介すべき観光地や名所がいくらでもある
  • 薩摩としての歴史的名所、見どころもたくさんある。そちらも見たかった
  • ロケ地12~13カ所は、少し詰め込み過ぎの感も
  • 紹介する場所が多かった分、説明が手薄になった箇所も。それは自分で行って確かめましょうということか
  • 桜島の鳥居が埋まっているのはなぜか、説明がなかった
  • リポーターにバーゲルアナを起用して、TSSの自前でやる意欲が感じられた
  • リポーターの紹介で、森下千里さんの字幕は最初に大きく出ていたが、バーゲルアナの字幕は後から小さめに出ていた。バーゲルアナの素性がわからない視聴者もいたのでは
  • 初対面の局アナとタレントでは、仲の良さを出すと言っても無理があった。局アナの二人旅でもよかったのでは
  • リポーター2人のテンションの高さにイライラした
  • ワーとかキャーではなく、もう少し豊かな会話で感動を伝えて欲しい
  • “イイ女街道”というタイトルに違和感があった
  • 棚田アナのナレーションは、押さえたトーンで良かった

などのコメントが寄せられた。

これらの感想や意見を受けて、番組制作を担当したプロデューサーの栗原昌哉は、

  • 東日本大震災後の放送で、まだ社会の空気感が読めず、地震を想起させるシーンを外すなど配慮をした
  • 当初の企画では、噴火など厳しい自然条件の中で前向きに暮らしているところを見せたかったが、中途半端にならざるを得なかった
  • 中四国ブロックネットなので、バーゲルアナをあまり前面には出さなかった

などとコメントし、活発に意見を交換した。

<出席委員>
松浦雄一郎委員長・大野徹副委員長・池田明子委員・徳永修委員 村上栄一委員・荒木史子委員・石井宏和委員・大下洋嗣委員(順不同)
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