2011年5月度 TSS番組審議会報告
とき:2011年5月19日(木)午前11時
ところ:TSS本社会議室
報告事項
審議に先立ち、事務局よりBPO(放送倫理・番組向上機構)の活動状況やTSS4月度視聴者対応状況の報告があった。
審議
『情報チャージ 知りため!』
<毎週土曜午前9時55分放送/5月7日放送分>
委員からは
- 面白い上に、勉強になり、タメになる番組
- 週末の午前中に、のんびり視聴できる
- 主婦にとっては忙しい時間帯で、全編視聴できる人がどれだけいるのか疑問
- 全編通して視聴しなくても、誰がどこから見始めても無理なく視聴できるし、得した感を持つと思う
- 多くの情報がテンポよく流れるが、多すぎて後半は疲れた
- 素材が多く、コーナーごとの区分けが明確でない
- スタジオ内の雰囲気がとてもいい感じ。コメンテーターの笑顔が良く、彼らを通じて自分も番組に参加している感じになれる
- 出演者に対して、コメンテーターから厳しい発言があった。なるほどと思わされると同時に、なれ合いでやっていないことがわかった
- コメンテーターの発言回数が少ないのでは。言葉のキャッチボールがもっとあっていい
- コメンテーターの年齢が片寄り過ぎ。若い人も起用した方がいい
- ローコストな旬の遊びは、裏を返せばとても贅沢な遊び。この気づきが狙いだったのかと感心した
- テーマにローコストが掲げられていたが、コメントにはローコストという言葉がまったく出てこなかった。テーマ性が弱かった
- 前週の名水はテーマとして良かった。水の話を特化して軸に置き、そこから色々な方向へ枝葉を広げていく作りが良かった
- 番組開始当初は、満点グルメコーナーの導入が唐突だったが、解消されていた
- 番組開始当初は、ローカルニュースも知りためるはずだったが、このところ報道部分が少なくなったのでは。他局と差別化するためにも報道色はもっとあった方がいい
- 1週間のニュースのまとめは、毎日テレビを見ている人には物足りないかもしれないが、この番組しか見ていない人にとっては十分
- 報道デスクの解説は、火災報知器の話で重要ではあるが、その週のニュースと連動していない点が気になった
- 報道デスクの解説は、導入から興味を持たせ、話の展開も面白く、過不足なく情報を伝えていた
- お出かけ情報は、イベント情報の羅列になりがちだが、花田植えに絞り、付帯情報から地元の人の誘いまであって、行ってみたいと思った
などのコメントが寄せられた。
これらの感想や意見を受けて、プロデューサーの横井利行制作部長は、
- 番組スタート時から大きく体裁を変えてはいないが、各コーナーのボリュームなどはどんどん変えている
- 当初は視聴者層が男性ばかりというデータが出ていたため、女性にも見てもらえるものを追求してきた
- 深く知りたい人、気楽に見たい人と視聴者も色々で、スタッフの意見も様々だが、誰に見せるのか、もっと確信を持って充実させていきたい
- 当初はニュースを番組の冒頭に置いていたが、今は後半に移した。それで印象が薄くなっているのかもしれない
- テーマについては今回は不明確だった。毎週反省を重ねつつ選んでいるが、できるだけわかりやすいテーマを設定していきたい
- コメンテーターも慣れてきたので、VTRを短めにして喋りを長くすることも考えている
- 今後も楽しめて役に立つ番組をめざしていく
などとコメントし、活発に意見を交換した。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子委員・池田明子委員・徳永修委員・村上栄一委員・大下洋嗣委員(順不同)