2012年4月度 TSS番組審議会報告
とき:2012年4月26日(木)午前11時
ところ:TSS本社会議室
報告事項
審議に先立ち、事務局より放送番組の種別と3月度視聴者対応状況やBPO(放送倫理・番組向上機構)の活動状況についての報告があった。
審議
自社制作番組『知りため!プラス』
<毎週土曜あさ9時55分放送/4月14日放送分>
委員からは
- 前番組の爽やかさ、テンポの良さなどは、うまく引き継がれている
- 新MC・新コメンテーター3人のバランスが良い。話し方・人柄ともに好印象。三者三様の個性と専門性が感じられた
- コメンテーターには視聴者の気持ちを代弁する役割があるが、初めてにも関わらず、堂々と的確に分かりやすくコメントしていた。今後の展開に期待。
- プロ野球解説者・達川光男さんのサービス精神は素晴らしい。達川さんの登場で、スタジオの空気が一変した
- 矢野寛樹アナの肉体改造は楽しみ。今後の展開に注目したい
- 矢野アナと達川さんと大平さんのボケとツッコミは、下手な漫才より面白い
- 報道デスクのコーナーは良い。広島県の新ブランドショップの移転理由が知りたかった。
- 太陽光パネル特集は、基礎知識がないと理解できなかった。科学番組のようなマニアックな展開をやると面白かったのでは。初期投資費用が何年分の売電で回収できるか知りたかった。経済効果について説明不足。広島県が補助金を出し太陽光パネルを推進する理由を知りたかった。今注目されているものは、情報が偏らないよう注意して伝えなければいけない。
- 濃い味ブーム特集は説明が抽象的で消化不良。濃い味にリッチ感を感じる理由を深く掘り下げ、ブームの根拠を科学的に検証して欲しかった
- 塩麹は、使用方法・栄養的な解説が欲しかった。検証部分があれば、説得力が生まれたのでは。
- エンタメプラスは、箸休め的でタイミングが良い
- 土曜日の朝90分は視聴者にとってとても貴重な時間。視聴率獲得には展開と個性が必要
- ターゲットがよく分からない
- 出演者が多過ぎるのでは。過剰な笑い声に違和感
- 視聴者の関心をどこまで拾えるかが制作者の腕の見せどころ
- 生放送なので、電話・FAX・メール・手紙などを駆使して、視聴者とのコミュニケーションを試みては
などのコメントが寄せられた。
番組プロデューサーの横井利行制作部長は、
- 視聴者ターゲットは、前番組に比べて“若干オトナ”に設定。平日に働いていて『ひろしま満点ママ!!』など広島の情報番組を見ることができない男女をターゲットに制作している
- 新コメンテーターは、報道・制作・スポーツ各部の意見をふまえて選考した。制作サイドで気づかない観点や視点を提供してもらいたいと考えている。初回だったので、露出を多くした。大平さんには“ご意見番”という立場でお願いしていて、視聴者は何を言うのか期待している
- 新番組では、コーナを減らして、一つひとつ深堀りする。
- 太陽光パネル特集は、映像で伝えにくい情報もあって難しいテーマだった。
- 今後の展開については、毎回テーマは異なるが、経済的な目線でネタを選び、たとえ難しい話でも明るく分かりやすく視聴者に提供していきたい
などとコメントし、活発に意見を交換した。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・大野徹副委員長・山田知子委員・池田明子委員・徳永修委員・村上栄一委員・大下洋嗣委員(順不同)