2012年5月度 TSS番組審議会報告
とき:2012年5月30日(水)午前11時
ところ:TSS本社会議室
報告事項
審議に先立ち、事務局より4月度視聴者対応状況やBPO(放送倫理・番組向上機構)の活動状況についての報告があった。
審議
自社制作番組『そ~だったのかンパニー』
<毎週日曜あさ9時30分放送/5月20日放送分>
委員からは
- 勇気とチカラを得られた、非常に良い番組
- 実にテンポ良く進行していくMC2人に感心
- 八嶋智人の軽妙なMCが、番組の雰囲気を明るく楽しくしている
- 構成と素材の扱い方、見せ方がうまい
- 話題が途切れることなく、非常に良いテンポ
- 固い内容も、噛み砕いて、分かりやすく伝えている
- 幅広い年齢層の誰が見ても無理のない内容に仕上がっている
- 30分という限られた時間の中で、多様な内容をうまくまとめている
- 全国ネットの番組と思い違いをしたほど、内容や構成が垢抜けている
- サタケのメインプロダクツである精米機の紹介や地域貢献の話も入れて欲しかった
- サタケの歴史と今後展開していく新分野で構成されていたことが、分かりやすさの秘訣
- 本筋以外の分野を取り上げたことで、サタケの懐の深さが感じられた
- モーターの特許の話は、分かりにくかった。30分番組では説明しきれないだろうから、あっさりとスゴイ開発という程度で良かったのでは
- 今や女性営業チームの活躍は珍しくはないので、大きく取り上げなくても良かったのでは
- 理系分野で女性の営業登用は意味があり、女性ならではの視点を持って帰ることで、新分野の芽が生まれているのでは
- 今後も十分に事前取材をして、良い企業を紹介してもらいたい
- こうした番組を作ることは、地元のテレビ局としての重要な役割
- 地方企業に元気が必要な今、こうした番組がもっと増えることに期待
などのコメントが寄せられた。
番組プロデューサーの満田直美は、
- 地元企業の元気を視聴者に伝えることで、前向きな気持ちになってもらえるのではないか、新たなプロジェクトの誕生や新たな雇用につながるのではないか、と考えて企画した
- 取り上げるネタが多過ぎて悩んだが、サタケの開発精神を基準にしてセレクトした
- ディレクターとしての目線と企業の要望をすり合わせながら、取り上げる内容を決めた
- 機械の話は敬遠されがちなので、機械の動きの面白さや驚きとともに、あえて冒頭にもってきた
- 選別機や食味計を取り上げたのは、視聴者の共感を得やすいと考えたから
- モーターの説明については、触れる度合いや深さについて悩み、どこまで専門的な部分に触れるか伝え方が難しかった。
- 女性営業チームについては、機械開発という男性的なイメージがある分野で、女性ならではの活躍をしている社員を登場させることで、視聴者の共感を得やすいと考えた
などとコメントし、活発に意見を交換した。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・大野徹副委員長・池田明子委員・山田知子委員・徳永修委員・村上栄一委員・大下洋嗣委員・細羽雅之委員(順不同)