2013年6月度 TSS番組審議会報告
とき:2013年6月27日(木)午後2時
ところ:TSS本社会議室
審議
第22回FNSドキュメンタリー大賞 ノミネート作品『還暦おやじは最年少~今日を生きる 16人が暮らす何もない島~』
<5月25日(土)正午放送>
委員からは
- 島の生活や本質を無理なく自然に描いていた
- 人として一番大切なことを教えてくれた
- “還暦おやじ”のイメージと泉谷しげるさんのナレーションがマッチしていた
- カメラアングルが素晴らしい。イントロの空撮で、島の位置や現状を的確に把握できた
- 人生とは何か。コミュニティとは何か。現実の自分の生活はどうか。色々と考えさせられた
- 番組の狙いは何か。方向性を示して欲しかった
- 高齢化社会の進むべき道(理想)を示したのでは
- 視聴者としては“還暦おやじ”を島の住民の代弁者のように受け止めたが、他の住民の思いは違っていたかもしれない。そこに制作者の主観が含まれている以上、番組としての方向性を示す必要があった
などの意見が寄せられた。
これらの感想や意見を受けて、TSSプロダクションの槇原靖ディレクターは、
- 撮影後、島の人口は15人に減少し、斎島(いつきしま)の過疎化は現在進行形
- 我々の暮らしは“生活”だが、斎島の暮らしは“生きること”。それが一番大きなテーマ
- 自分の主観を画面に入れるべきではないと思い、人を撮影するときはカメラを意識されないように自分一人で小型カメラをまわし、風景を撮るときはカメラマンに頼んだ
などとコメントした。
続いて事務局より視聴者対応状況などについて報告があった。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子副委員長・徳永修委員・荒木史子委員・村上栄一委員・大下洋嗣委員・細羽雅之委員(順不同)