2014年11月度 TSS番組審議会報告
とき:2014年11月28日(木)午後2時
ところ:TSS本社会議室
審議
TSS報道特別番組『ヒロシマを遺した男~原爆資料館 誕生秘話~』
<8月6日(水)午後2時放送>
の審議に入った。
委員からは
- 過去の原爆報道特別番組の中で最高の出来栄え
- ゴールデンタイムに放送して欲しいと思うほど良い番組
- 被爆伝承の原点に立ち返ると同時に、次に何をするべきかを示唆する番組
- 原爆資料館はこれからも続く道標だと再確認できた
- 長岡氏の家族のみならず様々な関係者に取材したことで説得力が生まれ、長岡氏の人物像が良く分かった
などの意見が寄せられた。
再現ドラマについては
- 子どもにもわかりやすい手法
- ドキュメンタリーならではのリアリティがなくなってしまう
などと賛否が分かれたが、貴重な意見交換の場となった。
これらを受けて、大藤潔プロデューサーは、
- 長岡氏に関する資料がほとんどなく、何度も番組制作を止めようと思った
- 前田典郎ディレクターの熱意にほだされて、米国ボストンにも取材に行った
- 限られた資料をつないで分かりやすく伝える手段を考えた時に、再現ドラマが一番効果的だった
- テレビ局の仕事は情報を流して記録することで、これからも世のため人のため後世のためになるよう努力していきたい
などとコメントした。
また、番組審議後、佐村河内守氏の問題を踏まえて、番組のチェック体制を強化した旨の報告も行われた。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子副委員長・荒木史子委員・村上栄一委員・細羽雅之委員・山下ミカ委員(順不同)