2015年6月度 TSS番組審議会報告
とき:2015年6月25日(木)午後2時
ところ:TSS本社会議室
審議
FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『結 yui 広島土砂災害が教えてくれたこと』
<5月23日(土曜日)午前9時55分放送>
の審議に入った。
委員からは
- 淡々としたタッチに好感を持った
- 静かな物語の中に悲しみの深さや人の心の温かさを感じた
- 各事象の人間関係が分かりにくかった
- いま何ができていないのか。その理由は何か。今後の安心・安全のためには何がネックなのか。そこまで掘り下げて欲しい
- よい話ばかりで、うまくまとまり過ぎている。大変な問題がたくさんあるはずなのに、それを感じられないことが、この作品の物足りなさなのでは
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、報道部の伊丹里歩ディレクターは、
- 未曾有の土砂災害のその後を取材する中で、かけがえのない家族や家を失った人たちを支えているのは、人と人とのつながりだと実感して、この番組を制作した
- コンセプトは、防災・減災。もう一人も死なないで!という強い思い
- 土砂災害の教訓を忘れないで欲しい。同じような災害が広島のどの地域でも起こりうることを知って欲しいので、梅雨前に制作・放送した
- 派手さより深みのあるエピソードを選択したこと、オムニバス形式にしたことで、分かりづらさがあった
などとコメントした。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子副委員長・徳永修委員・荒木史子委員・村上栄一委員・細羽雅之委員(順不同)