2016年6月度 TSS番組審議会報告
とき:2016年6月29日(水)午後2時
ところ:広島市南区のTSS本社会議室
審議
第25回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『もし、あなたの家族が… ~日本の移植医療に未来はあるのか~』
<5月28日(土)午後2時放送>
の審議に入った。
委員からは
- 移植医療が直面している課題について、いろんな切り口で客観的に説明し問題提起されていた。移植医療の議論の入口として良い番組
- 移植医療を他人事に感じていたけれど、身近な問題に感じ始めた。その変化に今回の番組の意義を感じた
- 日本国内で移植手術が日常的に行えるようになるには、日本人の死生観や倫理観、法的な死の定義の問題など、ハードルが高いと感じた
- 医療技術の発達によって、人生観・死生観・倫理観は変わる。現状を知ることができて興味深かった
- 難しいテーマで見応えのある番組だったが、編集が散漫に感じる部分もあった
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、報道部マネージャーの三上絵里は、
- 自分だったら“臓器提供の意志あり”とサインするかどうか、もし子どもがそうなったらどうするか。自分が取材中に感じたことを視聴者の皆さんにも考えていただきたく、“皆さんだったらどうですか?”というスタンスで制作に取り組んだ
- 移植医療の様々な条件を並べて、偏った考えにならないよう配慮を重ねた
- 丁寧に説明できない部分ばかりで、見てくださった方も消化不良だろうし、自分自身も説明しきれていないと思う部分がたくさんある
などとコメントした。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子副委員長・徳永修委員・荒木史子委員・村上栄一委員・大下洋嗣委員・細羽雅之委員(順不同)