2016年9月度 TSS番組審議会報告
とき:2016年9月28日(水)午後2時
ところ:広島市南区のTSS本社会議室
審議
TSS報道特別番組『たしかにそこは町だった~広島平和公園の下に~』
<8月6日(土)正午放送>
の審議に入った。
委員からは
- 核兵器による町の消滅という事実を伝える原点回帰の報道番組。非常に分かりやすく一種の清々しさを感じた
- 原爆投下を非難するこれまでの手法から角度を変えたものになっていた。被爆以前は幸せかつ平和であったこと、その大切さを改めて訴求する番組になっていた
- 高校生が当時の地図を作って発表する姿に感心した。そんな若い人たちの存在によって、被爆の悲惨さが戦争の悲惨さにつながり、平和を望む思いが伝わっていくと思った
- 今回の番組は、聖地であるがゆえに多くの制約を受けている広島平和公園の今後の賑わい活用を考える上でヒントになるのでは
- オバマ大統領のスピーチの引用回数が多すぎる
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、報道部の菱野将史は、
- 番組の発端は、広島平和公園の発掘調査で、ここにどんな町があったのかと興味を持ち、想像したこと
- 当時の中島町を想像するためには、より多くの人の話を聞く必要性を感じ、かなりの部分の取材を仕切り直した
- どんな町があったのかを想像するために、番組自体がそれをサポートできるものにしたいと考えて制作に取り組んだ
などとコメントした。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子副委員長・徳永修委員・荒木史子委員・村上栄一委員・山下ミカ委員(順不同)