2018年9月度 TSS番組審議会報告
とき:2018年9月26日(水)午後2時
ところ:広島市南区のTSS本社会議室
審議
TSS報道特別番組『おわりのはじまり~ノーベル平和賞のその先に~』
<8月6日(月)午前9:50本放送/8月7日(火)午前4:00再放送>
の審議に入った。
委員からは
- 丁寧に作られている。核兵器不拡散条約や核兵器禁止条約についても簡潔に説明されていて分かりやすかった
- 平和を連呼しているだけでは平和は実現しないと実感した
- 戦争を知らない世代が核兵器廃絶にどう取り組むかを追いかけた作品として面白い
- こうした番組を通して、平和活動家の存在を知り、意識することが重要
- 核保有国の人たちの意見もあれば、番組に深みが出たのでは
- 川崎さんにフォーカスすることで、ICANや核兵器廃絶運動のことをもっと知り得たらさらに良かった
- ピースボートの活動報告に終始していた。全く関係ない人たちを登場させてもよかったのでは
- ピースボートの取り上げ方に違和感を持たれるのは、見る側の受け取り方の違いなのでは
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、報道部の猿田純哉は
- 過去の原爆特番とは違うものにしたいと考えて、広島の人ではない、被爆者でもない、川崎さんを取り上げた
- 被爆者の声や生々しい映像を排除した上でどこまで表現できるか挑戦した
- メインテーマは川崎さんとICANだが、ICANの全体像や外国の方の意見がもっと入っても良かった
- 川崎さんのプライベートも追いかけたが、家庭環境を見せることができず、ピースボートが前面に出てしまった
- 川崎さんが頑張っている姿が伝わって、平和活動家への疑念がなくなり、核兵器廃絶運動が純粋にできる世の中になればいい
などとコメントした。
出席者は以下の通り。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・細井謙一副委員長・徳永修委員・荒木史子委員・山下ミカ委員・鈴木哲也委員・熊平明宣委員(順不同)