2020年9月度 TSS番組審議会報告
2020年9月30日
TSS本社会議室
審議
TSS報道特別番組『誰がための放影研』<8月6日(木)午前9時50分放送>
委員からは
- 「放影研の存在を幅広い世代に知ってもらうことに重要な意義がある」
- 「非常に暗いトーンでヘビーだったが、訴えかけてくるものがあった」
- 「1つのテーマをいろいろな角度から深く掘り下げていて、興味深く視聴できた」
- 「問題があまりにも奥深く、深掘りすればもっと出てくるものはあると思うが、1時間番組であることを考えると、このような形でまとめざるを得なかったのだろう」
- 「ABCCの設立趣意書や放影研の背景や目的などを明らかにすれば、問題も如実に見えてくる」
- 「登場人物の背景まで見せれば、もっと分かりやすくイメージできたのでは」
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、番組の制作を担当した報道部の藤原宇裕は
- 「このような研究が戦後75年の今でも続けられている事実を、戦争を知らない世代に伝えるために問題提起した」
- 「ABCCの趣意書的なものがありそうな場所の目星は付いていたが、コロナ禍で渡米できず、悔しい思いをした」
- 「引き続き取材を通して、被爆者のみならず全国の人に知ってもらいたい。そういう思いでこれからも取り組んでいきたい」
などとコメントした。
出席者は以下の通り。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長、細井謙一副委員長、徳永修委員、荒木史子委員、山下ミカ委員、熊平明宣委員、格清政典委員、藤本俊委員(順不同)