2021年5月度 TSS番組審議会報告
2021年5月26日
TSS本社会議室
審議
第30回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『やさしい社会 元受刑者の再出発』<4月10日(土)午前10時25分放送>
委員からは
- ここまで取材したことを高く評価したい。
- コロナ禍で職を失う方々も多い中、こうした内容を敢えて取り上げることの意義、自身の記者としての取材姿勢を問うことの意味も含めて、多くのことを考えさせられた。
- 元受刑者の再出発の難しさを伝え、考える機会を提供することが目標であれば、良い番組だった。
- 全体的にもう少し掘り下げた取材をしないと、社会の厳しさが伝わらない。厳しい現実が伝わってこそ、『やさしい社会』が必要だと分かるのでは。
- 厳しい現実を知るためにはもっとデータが必要。
- 何を伝えたいのかを明確にして構成を整理すると、もっと良くなったのでは。
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、報道部長の福田康浩は、
- 広島刑務所をはじめ、いろいろな行政関係の方々が最大限の協力をしてくださって、取材できた。何としても番組化したいと強い思いで取り組んだ。
- テーマのデリケートさに、我々自身が遠慮してしまった側面はあったかもしれないと反省している。
- 客観的な数字やデータは、視聴者に納得していただくための裏付けとして必要。もう少し丁寧にすべきだった。
などとコメントした。
出席者は以下の通り。
- <出席委員>
- 細井謙一委員長、徳永修副委員長、荒木史子委員、山下ミカ委員、熊平明宣委員、藤本俊委員、吉田尊弘委員、嶋田知加子委員(順不同)