2022年9月度 TSS番組審議会報告
2022年9月28日
TSS本社会議室
審議
TSS報道特別番組『ヒロシマ 祈りの場の1年 ~2021年8月-2022年7月~』<8月6日(土)午前10時25分放送>
委員からは
- タイトルにあるように広島には365日、24時間さまざまな祈りの姿があることがよく伝わってきた。
- 原爆が風化していくということを、淡々とした日常の中で見せていくという意味のメッセージ性があったと思う。
- ナレーションがなくて、音楽とテロップそして出演者の語りのみという手法に新鮮な印象を受けた。
- 我々の心に何を生み出したかったのか、番組の意図がよくわからなかった。
- 番組を見た側が何かを感じ取るための情報が、足りなかったのではないか。
- 出演者一人ひとりの背景が見えてこなかったので、伝えようという内容が薄い気がした。
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、報道部ディレクターの前田典郎は
- 平和公園の中だけで番組を完結した方が、公園の日常を映すことができるだろうと考えて、このような形にした。
- ナレーションがないことで、かえって見ている方に深く感じてもらえるのではないかと考えた。
- 将来、平和公園は観光客だけのものになっているかも知れない。また5年後、10年後にこういう取材ができたらいいと考えている。
などとコメントした。
出席者は以下の通り。
- <出席委員>
- 細井謙一委員長、徳永修副委員長、荒木史子委員、山下ミカ委員、熊平明宣委員、藤本俊委員、吉田尊弘委員、嶋田知加子委員(順不同)