2022年10月度 TSS番組審議会報告
2022年10月26日
TSS本社会議室
審議
TSS放送番組基準改正の諮問・答申
日本民間放送連盟(民放連)の令和5年4月施行の放送基準改正に伴って、民放連の放送基準を準用しているTSS放送番組基準を改正するために、諮問が行われた。
委員からは
- 番組が基準に合っているかどうか、審査する部門はあるのか。
- 番組内容が悪影響を与えるとか、犯罪の手口のヒントになるのではないかと感じる時がある。
- 「詳しく表現しない」「過度な表現にならないように」に関して誰が判断するのか、またガイドラインが設けてあるのか。
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、編成局長の井上計介は
- 考査担当者が番組、CMの放送前にチェックを行う。また、番組担当者も基準を遵守することを基に番組制作に携わっており、制作段階でもディレクター、プロデューサーと段階的に内容をチェックしている。
- 報道などが悪い影響、ヒントを与えているのではないか、また、番組かCMか曖昧だという声があるからこそ、今回、明確化して守っていこうということが改正の趣旨。
- 民放連が作成する「放送基準解説書」に具体的な事例が盛り込まれるので、それを基に考査担当や責任者が判断していく。
などとコメントした。
この他、委員からさまざまな意見や質問が行われた結果、番組審議会は改正を承認する旨を答申した。
出席者は以下の通り。
- <出席委員>
- 細井謙一委員長、荒木史子委員、山下ミカ委員、藤本俊委員、吉田尊弘委員、藤原由梨委員(順不同)