2023年9月度 TSS番組審議会報告
2023年9月27日
TSS本社会議室
審議
TSS報道特別番組『アイ アム アトミックボム サバイバー ~小倉桂子が伝え続ける理由~』<8月6日(日)午後2時放送>
委員からは
- 複雑な国際情勢の中、核軍縮について真剣に考えなければいけないタイミングでの放送で、大変意味のある番組。
- 岡田将生さんのナレーションが聞きやすくて良かった。
- 核廃絶問題の答えは番組の中では見つからないが、小倉桂子さんの人となりや活動はきちんと伝わった。核廃絶問題の答えは番組を見た人が自分で考えればいい。
- 「私が信じているのはメディアと教育だ」という小倉桂子さんの言葉は重く、そういう番組を制作・放送したのはメディアとしての覚悟だ。
- G7広島サミットで発表された“広島ビジョン”について、もう少し踏み込んでもよかったのでは。
- 小倉桂子さんの思いを次世代がどのように受け止め、どう伝わっていたのか、今後どのように行動していくのかの話もあればなお良かった。
- 小倉桂子さんがアイダホ大学で講演したことは意義深い。講演を聞いた米軍中佐がどう思ったのかも取材して欲しかった。
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、TSS報道部副部長の石井百恵は、
- 通常のストレートニュースの取材で小倉桂子さんと出会い、彼女の生き様に心を動かされ、取材したいと思った。
- いろいろな素材があったが、G7広島サミットは外せないと考えた。悩みながら取捨選択をして構成した。
- 岡田将生さんは8月15日生まれで、いつか平和関連の仕事に関わりたいと思われていたので、ナレーションをお願いすることができた。
- 小倉桂子さんのバトンを受け取った人たちの今後の成長をカメラで見守りたいし、自分もバトンを受け取った立場として、気を引き締めて仕事を全うしたい。
などとコメントした。
出席者は以下の通り。
- <出席委員>
- 細井謙一委員長、徳永修副委員長、藤本俊委員、山下ミカ委員、渡邉直樹委員(順不同)