2024年6月度 TSS番組審議会報告
2024年6月26日
TSS本社会議室
審議
第33回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『彷徨う居場所~親亡き後 障がいのある我が子は~』
<5月25日(土) 午前10時25分放送>
委員からは
- 長期間、取材を重ねたことがわかる良い番組
- こうした番組が各々で考える機会を与え、その積み重ねが理解を深める
- 伝えるべきことをきちんと伝えながら、拒否反応なく素直に受け止めることができた
- 家族だけの花見は美しい風景だったが、他の人と賑やかに花見ができた方が幸せなはずで、花見のシーンは歪な美しさだと感じた
- 九内さん一家は、なぜ幸せそうな笑顔でいられるのか、もう少し掘り下げることができたらよかった
- 答えの出ない課題だが、放送し続けなければいけない
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、TSS企画構成・プロデューサー(報道部副部長)の田中浩樹と、報道部ディレクター高橋徹は、
- 障がいのある人たちもいずれ年をとっていくが、親はそのことをどう思っているのかという親目線で番組を作ったら何が見えてくるかと考えて制作を決心した
- 親たちが“この子より先には死ねない”と口を揃えて言っていたのが印象的で、その衝撃を伝えたいと思った
- 息子の勇輝君は家族としか仲良くなれないので、取材には一人で行き、家族の輪に溶け込めるよう心がけた
などとコメントした。
出席者は以下の通り。
- <出席委員>
- 細井謙一委員長、嶋治美帆子委員、藤原由梨委員、山下ミカ委員、渡邉直樹委員(順不同)