-産まれてくる子どもは 幸せになってもらいたい-
出生前診断の現場から見える「幸せのかたち」
2013年4月に始まった新型出生前診断。妊婦の血液で13、18、21トリソミー(ダウン症)という3種類の染色体異常が高い精度で分かる検査だ。
「命の選別につながるのではないか」
導入にあたって大きな議論を呼んだ。
-あれから4年。全国で約3万7千人が新型出生前診断を受け、染色体異常が確定した親の94%が新たな命を諦める「中絶」という道を選んだ。
命をめぐる現場で何が起こっているのか。
広島大学病院で実施されている「遺伝カウンセリング」。
出生前診断を希望する夫婦が受診するものだ。
今回、出生前診断を受ける夫婦を密着した。
「出産自体が不安 だから、安心がほしい」現場から聞こえてくる声。
高齢出産が増える中、検査を希望する夫婦の“知りたい気持ち”、出産を迎える夫婦と向き合う医療者の“知らせたい気持ち”、障害のある子どもを持つ親の“知ってほしい気持ち”。
出生前診断の現場から見える 幸せのかたちは・・・。
【プロデューサー】横川慶治 【ディレクター】船田興起