TSS報道特別番組
7月6日(土) 午前10時25分~11時25分
この番組のアーカイブをTSS公式動画サイト「ポケットTSS」でご覧いただけます。7月6日、広島県内で133人が犠牲になった西日本豪雨災害から1年を迎える。私たちの防災に対する意識は変わったのか。「自分の身は自分で守る」だけでなく、「大切な人を失わないために」。私たちがとらなければならない行動とは。番組では県内の被災地の今を伝えるとともに、「逃げる」というキーワードに注目。去年の豪雨時には、避難に踏み切らなかった人が多かった。その反省の上で、「どうやって逃げるのか」「どうやったら逃げるのか」について考える。
被災地は今
土砂に埋まったあの日から1年。被災地は現在どうなっているのか、復旧の現状を紹介する。いまだ仮設住宅が残る呉市天応地区、一時は廃業も考えながらも店を再開した坂町のお好み焼き屋、避難所で臨月だった女性などを取材。当日、慰霊式が行われている地区の模様もリポートで伝える。
大切な人を失わないために
7人が犠牲となった広島市安芸区矢野東の住宅地。
あの悲劇を繰り返すまいと、町内会では、「防災マップ」づくりを始めた。作業を進めるなかで、改めて見えてきたのは“近所づきあい”の重要性だった。近所同士の声かけにより、ほぼ全員が事前に避難し、犠牲者を出さなかった坂町水尻地区の事例も紹介する。
防災リーダーを育てる
防災の担い手として、必要とされる“若い力”。熊野町立熊野第一小学校では、5年前の広島市土砂災害をきっかけに、「総合的な学習」の時間を使って5年生全員が1年間、防災について学んでいる。“自分で考え、判断すること”の大切さ。その学習内容は、大人にもそのまま役に立つものだった。
- <出演>
- 金田祐幸(キャスター)
- 衣笠梨代(キャスター)
- 福田康浩(解説委員)
- 加藤雅也(フィールドキャスター)