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TSS制作ドキュメンタリー番組
『彷徨う居場所 ~親亡き後 障がいのある我が子は~』
JAMCO 2024年度 国際版番組に選出!!

彷徨う居場所 ~親亡き後 障がいのある我が子は~

いつか必ず訪れる親の死。その時、安心して子どもを託せる場所はあるのか。
障がいのある子どもを支える、家族の日々を見つめたドキュメンタリー番組。

日本のテレビ番組を英語等に翻訳した国際版を開発途上国に提供している放送番組国際交流センター(JAMCO)の2024年度作品に、TSSが制作した『彷徨う居場所~親亡き後 障がいのある我が子は~』(2024年5月25日放送 第33回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品)が選ばれました!TSSでは、『守れ!海に浮かぶ朱の宝~厳島神社修復278日~』(2008年放送)、『清流のヌシの叫び~繋ぐ命と扱う命~』(2023年放送)に続く3本目。

応募総数は、民放22局から54本、NHKから16本の計70本で、在広やFNS系列の放送局の中では唯一、TSSが選ばれました。また、審査をした番組評価委員会の各委員からは、「各国に共通する普遍的なテーマである」という、高い評価を得ました。

編集:水重良紹 ディレクター:高橋徹 企画構成/プロデューサー:田中浩樹
【企画構成/プロデューサー:田中浩樹】
広島ローカルから海外に向けて、ドキュメンタリーという形で届けられるという、貴重な機会を与えられたことに感謝いたします。障がいのある人たちを親の立場から考えたときに何が見えてくるのか?その漠然とした思いでスタートした取材が、多くの人たちに支えられたおかげで、この度、選定を受けることができました。ありがとうございます。また、国際版ということでナレーションを担当してくれた女優の木村多江さんの「語り」は聴けませんが、番組に本気で向き合ってくれた思いはそのまま海外にも届くと信じています。
国が掲げる「障がい者・行政」の理想と現実のギャップ、そして、不寛容な社会が広がりを見せる中、障がいのある人たちの本当の日常を見つめることで、あらためて、必要なこと、忘れてはいけないことが見えてくると思います。それが海外の人たちにも伝わることを切に願っています。
【ディレクター:高橋徹】
選定されたことを、取材した九内さんに伝えました。九内さんは、障がいのある人への理解を深める活動をしているため、「番組が評価を受けることで、私の訴えたいことが社会に注目される」と喜んでくださりました。この選定を機に、多くの人が「親亡き後の問題」を知っていただければ幸いです。これまで私を支えてくださった方々、番組に関わった多くの人たちのおかげで選ばれることができました。ありがとうございました。
【編集担当:水重良紹】
久しぶりにドキュメンタリー制作に携わり、いろいろと足りない点があったと思いますが、なんとか作品として良い物が出来上がったと感じています。
親亡き後の障がい者の問題を、少しでも多くの人に伝わってほしいと思います。
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