広島日豪協会

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豪州選出ライオンズ国際会長 児童と交流。

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世界135万人が参加する奉仕クラブ組織「ライオンズクラブ」の最高責任者でオーストラリア在住のバリー・J・パーマー国際会長が、終戦直後に広島へ駐留したオーストラリア軍とのエピソードが残る千田小学校を訪れ、児童たちの歓迎を受けました。

爆心地から2キロの千田小学校の校舎は被爆で焼失。終戦後、疎開先から戻った児童たちは青空学級や焼け残った材木などで作ったバラック校舎で授業を受けていました。そんな姿をみた進駐軍のオーストラリアの将校が、軍の倉庫に使っていた木材を校舎の建築資材として払い下げるよう取り計らい、1947年暮れに校舎が再建された…との日豪交流のエピソードを残そうと、1986年に校庭の一角に石碑が建てられました。

学校長から碑の説明を聞いたパーマー会長は、午前中に訪れた慰霊碑や資料館視察での印象と合わせ、核の悲惨さと広島の復興ぶりとその中にあった豪日の温かい交流に思いを馳せていました。