広島日豪協会

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広島日豪協会 総会・講演会 懇親会

広島日豪協会の2023年度総会が、7月28日(金) シェラトングランドホテル広島で開催されました。総会では前年度の事業報告、収支報告、2023年度の事業計画案、予算案などが事務局から報告され、満場一致で承認されました。


初めに永野会長から、今年はG7をめぐる様々な動きがあったことに触れ、3月のオーストラリア大使館でのオーストラリア・デー・イン・スプリングに出席したことから、G7サミット前におりづるタワーでヘイハースト大使と懇談したこと、また、G7サミットではアルバニージー首相と面会したことを受け、「会って話をすることがいかに大切か、結局は人と人との繋がりが大切だ」ということを話しました。そして人事異動の関係で、大藤事務局長から佐藤事務局長へ交代することを発表。コロナ禍での運営を担った大藤事務局長へねぎらいの言葉がかけられました。

続いてトレバー・ホロウェイ駐大阪オーストラリア総領事が登壇し、「広島県のおもてなし:豪州首相の5月訪問を振り返って」と題して講演が行われました。

G7でオーストラリアのアルバニージー首相が広島に滞在した際、ホロウェイ総領事が同行。首相が広島に到着してから見送りまでについて、裏話を交えて紹介されました。

アルバニージー首相と岸田首相との会談では、貿易やエネルギー供給、さらには日豪安全保障について積極的な議論が交わされたそうです。また、急遽来日となったウクライナのゼレンスキー大統領へは、アルバニージー首相から「オーストラリアはウクライナとともに」というメッセ―ジが送られたことが明かされました。

G7の期間中、首相・大使館スタッフなどの関係者が、広島のおもてなしに助けられたことに触れ、感謝の言葉で講演を締めくくりました。

質疑応答で「アルバニージー首相はどんな方ですか」との質問があり、総領事は「とてもフレンドリーで、人と対話をすることがとても好きな方のようです」と話しました。またG7期間中の広島の印象については、「会場は大変綺麗だったが、警備が厳しかったので、街がいつもと違う雰囲気だったのではないか」と答えていました。


最後に工藤秀俊副会長からご挨拶があり、マツダとアンデルセンのコラボレーションで完成した『広島ピースフルドライブクッキー』が紹介されました。平和な世界だからこそ乗ることができるオープンカー。広島をドライブするイメージで作られた『広島ピースフルドライブクッキー』は、ロードスターの他にも、宮島の鳥居や鳩、野球ボールなど広島のおなじみのモチーフが可愛らしいクッキーとなって登場しています。製作のきっかけは、何と去年の日豪協会総会でのアンデルセンさんとの会話なんだそう。広島の魅力を伝えたいという共通の思いから誕生しました。工藤副会長は、「オーストラリアをはじめとする世界中の平和と友情とパートナーシップの強化を祈念しています」と締めくくりました。