広島日豪協会

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若者へ伝えたい 広島とオーストラリアの縁

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県立高陽東高校(広島市安佐北区)から「オーストラリアのことを教えてほしい」と当協会へ依頼があり、笠間雅一事務局長が臨時講師を務めました。高陽東高では3年生の選択科目「世界事情」の授業があり、広島市内の2国間交流団体へ依頼してそれぞれの国の歴史や文化、現況などを聴講しています。

この日の話の核心は「広島とオーストラリアの関係」でした。終戦直後にオーストラリア兵を中心に呉・広島へ駐留したことを背景に戦争花嫁や混血孤児が生まれたことについて「戦争当事者でない一般国民が時代に翻ろうされ、それぞれにご苦労された」という話、「オーストラリアでは子どもの頃からヒロシマ・ナガサキの原爆について学んでいて、千羽鶴を折ったり8月6日に平和集会を開くなど、広島・長崎へ寄せる思いが強い国民である」ことを紹介しました。

生徒たちは「戦争中の相手国への対応の違いに驚いた。オーストラリアはずっと日本へ優しくしてくれていることがわかった」「Wi-Fiやグーグルマップがオーストラリアで発明されたと聞き、ますます身近な国に感じた。ぜひ、旅行したい」などと感想を寄せてくれました。