「青山クラブ」は、明治36年に海軍下士官卒集会所として開設され，昭和４年に下士官集会所として建て替えられた後、大規模改修を経て現在の姿になりました。

戦後は、オーストラリア軍などを中心とした英連邦占領軍が駐留し、昭和31年の撤退まで「呉ハウス」として使用されていました。

地下には酒保もあり、扉には「CANTEENS」(酒保)という文字が残っています。

その後は、海上自衛隊の厚生施設として使用され、現在は呉市の所有となっております。

現在、立地的・歴史的特性を踏まえて，施設の活用に向けて、様々な方面へのニーズ調査を実施しています。

また、「青山クラブ」は、平成28年に公開されたアニメ映画「この世界の片隅に」にも登場し、公開後には、全国のファンが聖地巡礼に訪れています。

オーストラリアと縁が深い「青山クラブ」に、皆様にも関心を持っていただき、ぜひ呉を訪れていただきたいと思っております。

（呉市企画部　森下益生）