広島日豪協会

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広島日豪協会総会 3年ぶりに開催

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広島日豪協会の2022年度総会が6月30日にシェラトングランドホテル広島で開催されました。総会には、会員など66人が出席し、前年度の事業報告、収支報告、2022年度の事業計画案、予算案などが事務局から報告され、満場一致で承認されました。

続く講演会ではトレバー・ホロウェイ駐大阪オーストラリア総領事が登壇し、「日豪関係の現状と未来」をテーマに話しました。日豪の経済を表す数値として「8・Half・5」を挙げ、「8」は日本で1日に発電されている電力の8時間分はオーストラリアのエネルギー資源が使われていること、「Half」は日本のインフラの半分以上がオーストラリアの鉱物資源から作られていること、「5」はカロリーベースで日本の食料ニーズの5%がオーストラリアの農産物や食品によってまかなわれていることを説明しました。また、日射量が多く国土の広いオーストラリアは太陽光発電や水素エネルギーの分野で潜在力があるとPRしました。

ホロウェイ総領事は日本語が堪能な知日家で、32年前の学生時代に広島を観光したとき、東広島市西条にあるユースホステルへ戻ろうとしましたが、道が分からなくなり言葉も通じず困っていたところ、通りすがりの家族が声をかけて車で案内してくれました。このことに感動し、将来日本と関わる仕事に就きたいと思ったそうです。

総会後の懇親会では永野会長が「2国間の親善団体は少ないので、会員間の親睦を深め一層盛り上げていきましょう」と呼びかけました。また、新しくオージー会員となったヒュー・キャーンさん、アンソニー・ダグラスさん、そして川田七香さんとティアゴ・バプティスタ・ディアスさんご夫婦が紹介され、温かい拍手で迎えられました。