～今回ご紹介する本間智美さんは、去年12月にオーストラリア人の夫、シェーン･オギルビーさんと入会されました。～

オーストラリアとのご縁は、転職先の輸入商社でオーストラリア担当に任命され、お客様を連れて初めて出張に行った事から始まりました。日本を出て初めてオーストラリアを見たとき、とても広大な空と大地に、日本での日々の悩みがとてもちっぽけに思え、無限の可能性に満ちた世界ととても近くなった体験が、私の人生観を大きく変えました。

その後、仕事で様々な国にも行きましたが、オーストラリアの「No Worries!」文化が私には一番合っています。オーストラリアの人々のおおらかさと優しさ、でもすぐに怒るけど(笑)、すぐに笑って。人間らしい付き合いができた6年間で、生きたいように生きなさいと、背中で教えてもらったようにも思います。

商社を辞め元々の職業である建築士に戻ってからは、縁遠くなってしまったオーストラリアでしたが、グラフィックデザイナーのShaneと出会い、オーストラリアに家族ができたことは想定外の喜びです。

私は新潟出身で、ご縁があり尾道に2021年春に移住してきましたが、尾道に限らず、広島の皆さんはとても明るく、私たちを温かく受け入れてくださっています。夫自身も友達が増えて、まるで地元民のように尾道の生活を楽しんでいる様子です。夫の出身地はSydneyから225㎞南に行ったUlladullaという町で、夏はサーフィンなどのバケーション先として賑わう、海に隣接した町です。瀬戸内の風景とも少し似ている気がしていて、私たちが広島を肌感覚で気に入っているのはその理由もあるのかもしれません。

尾道では観光まちづくりのお手伝いもしていて、私の移住者目線、夫の外国人目線も併せて、広島の楽しみ方を世界の皆さんにお届けできたらと思っています。