2015年08月26日(水)
普段とは違う芸術体験ができる場所
文化・芸術・自然体験、学びと交流などに関する事業を行っている『NPO法人子どもコミュニティネットひろしま』。1969年11月『広島おやこ劇場』を発足し、2004年9月より『NPO法人子どもコミュニティネットひろしま』として活動をスタートしました。今回は、この団体の活動を紹介します。
「芸術を観るだけではなく、心を揺さぶられる様々な体験をしてほしい」という思いから、芸術体験を中心に楽しめる企画を用意しています。例えば、『えほんであそぼう“ゆるく”』というプログラム。これは、絵本を読むだけではなく、自分で絵本を作成したり、チラシや雑誌の切り抜きなどを使ってコラージュしたり、透明のビニール傘に絵を描いたり・・など体験を通して、自分で考える力を身に付けるものです。一年を通しての企画で、月に一度、色々なプログラムを用意して、子どもたちと一緒に楽しみながら活動をしているそうです。毎年春に参加者を募りますが、途中参加も可能だそうです。
代表理事の小笠原 由季恵さんは「今の子どもたちは自分で考えて動くという事ができていない子が多いと思います。世の中が便利になりすぎているからかもしれないですね」と話します。だからこそ、様々な体験を通して成長してほしいと考えているそうです。また、忙しすぎる日常の中で子ども同士、大人と子どもなど、コミュニケーションをとる時間が減っている現状なので、家や学校、こういう体験教室の場、それぞれでの子どもたちの表情の変化を見てもらうことで、新たな姿を発見してもらいたいという狙いもあるそうです。一人では参加しにくいものでも、友だちと一緒なら・・など何かきっかけを見つけて参加してほしい、と言います。
これまでに好評だったのは、全身に絵の具をつけて、絵を描く。という企画。誰にも怒られず、自分の身体で思い思いの絵を描いてみる。家ではできない体験をすることで、普段とは違うお子さんの姿を見ることができる、と好評だったそうです。
『えほんであそぼう“ゆるく”』のほか、『シアター 舞台鑑賞』や春と夏の特別企画、そして10月24日(土)には、東区民文化センターで、中世古楽器のコンサート「ゆかいなオンガッカイ」を計画しているそうなので、興味がある方はぜひ、問い合わせてみてください。