2015年10月23日(金)
図書館で過ごしてみよう
広島市の中心部にある「広島市こども図書館」。こども文化科学館と同じ建物内にありますので、利用したことのあるお子さんもいらっしゃると思います。食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋・・・秋の楽しみ方はいろいろとありますが、学校帰りや休日に、ゆっくりと本の世界にひたってみるのはいかがでしょうか。図書館の過ごし方の一例として「広島市こども図書館」を紹介します。
目的によって使い分ける
広島市こども図書館は、1階が「かりるへや」と本の「展示コーナー」、2階がわからないことを解決するための「しらべるへや」と絵本の読み聞かせなどを行う「おとぎの部屋」があります。乳幼児から中学生対象の児童書などが1階と2階合わせて約19万冊程度、揃えてあります。
「かりるへや」(1階)
わからないことを調べる「しらべるへや」(2階)
迷わないように案内板があります
「夏休み中、多くの小学生がここへ来て、調べ物をしている姿を見かけました。図書館は、情報の宝庫なので、多くのお子さんに利用してほしいですね。」と、同館の楠木加予さんは言います。
図書館ならではのイベントも!
また、年間を通じて、様々なイベントを行っています。例えば、夏休み中に行われる「図書館の達人」。図書館の上手な利用方法、本やコンピュータを使った調べ方を知ることができ、書庫の中も見学できる、というものです。ほかにも、小学校4年生から6年生対象で、図書館の仕事を体験できる「一日図書館員」といったイベントがあり、毎年人気のプログラムだそうです。
おはなし会を行う「おとぎの部屋」(2階)
2階にある「おとぎの部屋」では、ボランティアや、同館のスタッフが子どもたちに絵本の読み聞かせをする「おはなし会」などを行っています。
本は好きだけど、何を読んだらいいかわからない、苦手な本を楽しく読みたい、そんな要望に応えてくれる冊子が「どの本よもうかな」。平成26年度から、広島市の図書館で無料配布をしています。ずっと前から多くの子どもたちに読まれてきた本、比較的新しい本の中から、特にオススメの48冊をこども図書館の司書が全員で選び、掲載をしています。「こども図書館では、本と子どもをつなぐいろいろな催しをしています。ぜひ、一人でも多くの子どもたちが図書館に来て、たくさんの本と出合ってもらえるとうれしいです。」と楠木さんは話します。イベントに参加する、お気に入りの本を探しに行く、など目的はそれぞれ。ぜひ、近くの図書館へ行って楽しんでみてはいかがでしょうか。