2017年05月24日(水)
一本の綱に込めた絆
運動会でおなじみの“綱引”は、100年前はオリンピック種目だったことをご存知ですか?スポーツとして取り組む綱引は、なかなか奥が深く、綱の持ち方や駆け引き、息の合わせ方など、さまざまな知識と技術を有します。そんな“スポーツ綱引”に取り組む「中央小 綱引き同好会 Bee’z」の子どもチーム「Bee Bee キッズ」の練習にお邪魔しました。
「わんぱく綱引」をきっかけに結成されたチーム
府中中央小学校の在校生、卒業生、その保護者を中心に結成されたチーム。発足のきっかけは、府中町で毎夏開催されている「PTA親善綱引大会」に向けた府中中央小チームの強化でした。チーム名の「Bee’z」は、府中中央小の旧校舎がハチの巣の形状をしており、児童が「はちのこ」と呼ばれていたことに由来しています。
その後、2011年にTSS主催で行われた「わくぱく綱引」に参加するために、子どもチームを結成。これまでに、小学生、中学生、高校生、大人の約90人がメンバーとして綱引に取り組んできました。
「Bee’z」で綱引の楽しさを知った子どもたちは、中学生になった2014年に「全国アウトドア綱引大会」女子の部で日本一に。高校生となった今年2017年は、府中北小在校生・卒業生の「Purples」のとの合同チームで愛媛国体に出場することになりました。
その後、2011年にTSS主催で行われた「わくぱく綱引」に参加するために、子どもチームを結成。これまでに、小学生、中学生、高校生、大人の約90人がメンバーとして綱引に取り組んできました。
「Bee’z」で綱引の楽しさを知った子どもたちは、中学生になった2014年に「全国アウトドア綱引大会」女子の部で日本一に。高校生となった今年2017年は、府中北小在校生・卒業生の「Purples」のとの合同チームで愛媛国体に出場することになりました。
スポーツとしての“綱引”に取り組みながら、いろいろなお楽しみも
“スポーツ綱引”には様々なルールがあります。1チーム8人の合計体重による体重別階級で行われ、綱を4m引き込むことで勝敗が決まります。小学生の場合は、年齢、体重、男女などの区別なく8人1チームで行われ、それ以外のルールは、基本的に大人と同じです。
ポイントとなるのは、“綱引シューズ”。底がフラットなシューズの底をキレイにして、床にぴったりと圧着させることで、足の裏を軸にした真っ直ぐな後傾姿勢を取り、綱を後ろへ引き込んでいきます。単純に力が強い人や体の大きな人がいれば有利かと言えば、それだけでもなく、一番大切なのは8人の息を合わせること。「綱を通して相手チームの呼吸を感じ、緩んだ一瞬の隙をつくなどの駆け引きも重要。一人でも諦めたら、そこから崩れていくので、周りを思い自分の責任を自覚し、最後まで諦めない心を綱引を通して学んでほしいと思っています」と代表の芦田さん。
しかし、まずは“楽しむこと”が一番と、定期的にリクリエーションを設けたり、ロープジャンプや雪合戦などに挑戦したり、いろいろなお楽しみも盛り込んで活動。そうした経験を通して、みんなで子どもたちの成長を見守る雰囲気が、さまざまな世代が仲良く長く続いている理由にもなっています。
ポイントとなるのは、“綱引シューズ”。底がフラットなシューズの底をキレイにして、床にぴったりと圧着させることで、足の裏を軸にした真っ直ぐな後傾姿勢を取り、綱を後ろへ引き込んでいきます。単純に力が強い人や体の大きな人がいれば有利かと言えば、それだけでもなく、一番大切なのは8人の息を合わせること。「綱を通して相手チームの呼吸を感じ、緩んだ一瞬の隙をつくなどの駆け引きも重要。一人でも諦めたら、そこから崩れていくので、周りを思い自分の責任を自覚し、最後まで諦めない心を綱引を通して学んでほしいと思っています」と代表の芦田さん。
しかし、まずは“楽しむこと”が一番と、定期的にリクリエーションを設けたり、ロープジャンプや雪合戦などに挑戦したり、いろいろなお楽しみも盛り込んで活動。そうした経験を通して、みんなで子どもたちの成長を見守る雰囲気が、さまざまな世代が仲良く長く続いている理由にもなっています。
綱引を通して、チームワークの大切さ学ぶ
取材に伺った日は、府中北小在校生・卒業生の「Purples」と合同練習。準備運動の後、基本姿勢と引き合いを見せていただきました。運動会の綱引のように体の横で握るのではなく、雑巾を絞るような握りで体の正面で握り、腰を落とし足を前に出して体を後ろに倒して体重をかけることで、腕の力ではなく体幹の力で綱を引きます。実際に体験させてもらうと、自然に力の入る姿勢を取るのがなかなかに難しいのですが、子どもたちは吸収も早いのだそうです。
その後は両チームの練習を見せてもらいましたが、それぞれが工夫して取り組み、上の子達が下の子達に教え、サポートしている姿が印象的でした。近くに良きライバルで仲間でもあるチームがあることも、励みに繋がっているようです。こうした練習や試合を通して、子どもたちは1本の綱から、チームワークや粘り強い努力など、様々なものを手にするのだと感じました。
その後は両チームの練習を見せてもらいましたが、それぞれが工夫して取り組み、上の子達が下の子達に教え、サポートしている姿が印象的でした。近くに良きライバルで仲間でもあるチームがあることも、励みに繋がっているようです。こうした練習や試合を通して、子どもたちは1本の綱から、チームワークや粘り強い努力など、様々なものを手にするのだと感じました。