2017年08月23日(水)
いざ、という時にどうする?親子で考えたい防災対策
近年、地震や土砂災害などが日本の各地で起こり、いつ、どこで、何が起こっても不思議ではないと感じている人も多いのでは。災害の危険が迫った時、どうしたら良いのか親子で一度話し合っておくと、いざという時に慌てずにすむこともあります。9月1日の「防災の日」を前に話し合っておきたいポイントについて、広島県で「みんなで減災」県民総ぐるみ運動を担当している井場宏樹さんに聞きました。
広島県「みんなで減災」はじめの一歩のHPを活用して
広島県では2014年8月の広島市の土砂災害が記憶に新しいところですが、災害は身近なところでも起こり得ます。災害を経験した方がよく「まさかここで起こるとは思っていなかった」「こんなのは今まで経験したことがない」と語るように、「自分は大丈夫」「ここは安全」ということはありません。また、家族が一緒にいる時に起こるわけでもありません。子どもが家族と離れている時に何かあっても、パニックにならないように、9月1日の「防災の日」などをきっかけに、一度家族で防災についてぜひ話し合ってみてください。
「広島県『みんなで減災』はじめの一歩」のホームページでは、そうした家庭やグループで、日頃からできる「災害への備え」について取り組む時に役立つ情報やツールを多数提供しています。特に「広島県『みんなで減災』県民総ぐるみ運動における取り組みチェックリスト」が簡潔で、リストに添って確認しやすいと思います。ダウンロード&プリントアウトして、ぜひご活用ください。
「広島県『みんなで減災』はじめの一歩」のホームページでは、そうした家庭やグループで、日頃からできる「災害への備え」について取り組む時に役立つ情報やツールを多数提供しています。特に「広島県『みんなで減災』県民総ぐるみ運動における取り組みチェックリスト」が簡潔で、リストに添って確認しやすいと思います。ダウンロード&プリントアウトして、ぜひご活用ください。
まずは「知る」「察知する」から
自然災害から命を守るために適切な行動をとることができるよう、「知る」「察知する」「行動する」「学ぶ」「備える」の5つの行動目標を定めて、「広島県『みんなで減災』県民総ぐるみ運動」を展開中です。この5つの行動目標の中でも、まずは「知る」「察知する」ことが、自らの命を守る取り組みの第一歩です。
まずは身の回りの災害危険箇所を知ること。上記HPの「知る」をクリックすると、各市町のハザードマップの確認や避難場所の検索ができますので、自宅のパソコン、タブレット、スマホから、子どもと一緒に楽しみながら、チェックしてみてください。その際に以下のポイントにも留意してください。
① 自宅周辺にどういった災害の危険性があるのかチェック! 土砂災害、洪水、高潮、津波など
② 自宅だけでなく、通勤・通学先、習い事の教室のある場所など、滞在の可能性が高い場所についてもチェック!
③ ①②の場所から近い避難場所をチェック。何かあった時はそこで合流する約束を。できれば実際に歩いて避難場所までの経路の安全性を確認しておこう
④ スマホからは、GPSを利用して最寄りの避難場所検索も可能。一度検索方法を確認しておくと、外出先などでもいざという時に安心
まずは身の回りの災害危険箇所を知ること。上記HPの「知る」をクリックすると、各市町のハザードマップの確認や避難場所の検索ができますので、自宅のパソコン、タブレット、スマホから、子どもと一緒に楽しみながら、チェックしてみてください。その際に以下のポイントにも留意してください。
① 自宅周辺にどういった災害の危険性があるのかチェック! 土砂災害、洪水、高潮、津波など
② 自宅だけでなく、通勤・通学先、習い事の教室のある場所など、滞在の可能性が高い場所についてもチェック!
③ ①②の場所から近い避難場所をチェック。何かあった時はそこで合流する約束を。できれば実際に歩いて避難場所までの経路の安全性を確認しておこう
④ スマホからは、GPSを利用して最寄りの避難場所検索も可能。一度検索方法を確認しておくと、外出先などでもいざという時に安心
また上記HPの「察知する」をクリックすると、各市町の「防災情報メールサービス」へのリンクがあるので、お住まいの市町のメールサービスへの登録を。ご自宅のある市町のメールサービスが無い場合や、ご自宅と職場が離れているなどで、広域に動く方は、広島県の「防災情報メール通知サービス」への登録がお勧めです。
「備える」は、できることから
最後に「備える」については、上記HPの「備える」をクリックすると、用意しておきたい防災グッズ一覧などを確認できます。乳幼児のミルクや離乳食、女性の生理用品、持病のある方や高齢者の常備薬など、家族構成によって異なる必需品もありますので、自分の家庭で必要なものをチェックしておきましょう。
また、地震などの災害が発生した場合、ライフラインへの影響により、救援物資が届くまでには、ある程度の時間がかかります。可能であれば1週間分、最低でも3日分くらいを目安に食料の備蓄はしておきたいものです。最近、手軽にできる日常備蓄として推奨されているのが「ローリングストック法(循環備蓄)」です。レトルト食品や水、トイレットペーパー、電池などを多めに買い置きし、古いものから使いながら、使った分を補充し、常にある程度のストックが家にある状態にしておく備蓄方法のことです。乾パンなどの非常食の備蓄に比べ、普段から食べている食料品などによる備蓄のため、取り組みやすいので、買い物の時などに少し意識してみてください。
備えは一度に完璧に整えようと思うと大変なので、できる時にできることから、という意識が大切。8月26日(土)〜9月10日(日)の期間、「広島県『みんなで減災』備えるフェア」を開催しています。協賛企業・団体の協力を得て、多くの方が日常的に訪れる県内の小売店舗(スーパーやホームセンターなど)において、防災用品の特設コーナーの設置などが行われますので、この機会に、ご家庭での災害への備えを見直してみましょう。
また広島県では小学校などに、防災についてのパンフレットを配布していますが、町内会、子ども会などの地域の防災対策などにも役立てていただけるよう、要望があれば個別に発送もしています。「防災の日」や、お子様が防災関係のパンフレットを持ち帰った時、地域行事などをきっかけに、防災についてご家庭で考えてみてください。
また、地震などの災害が発生した場合、ライフラインへの影響により、救援物資が届くまでには、ある程度の時間がかかります。可能であれば1週間分、最低でも3日分くらいを目安に食料の備蓄はしておきたいものです。最近、手軽にできる日常備蓄として推奨されているのが「ローリングストック法(循環備蓄)」です。レトルト食品や水、トイレットペーパー、電池などを多めに買い置きし、古いものから使いながら、使った分を補充し、常にある程度のストックが家にある状態にしておく備蓄方法のことです。乾パンなどの非常食の備蓄に比べ、普段から食べている食料品などによる備蓄のため、取り組みやすいので、買い物の時などに少し意識してみてください。
備えは一度に完璧に整えようと思うと大変なので、できる時にできることから、という意識が大切。8月26日(土)〜9月10日(日)の期間、「広島県『みんなで減災』備えるフェア」を開催しています。協賛企業・団体の協力を得て、多くの方が日常的に訪れる県内の小売店舗(スーパーやホームセンターなど)において、防災用品の特設コーナーの設置などが行われますので、この機会に、ご家庭での災害への備えを見直してみましょう。
また広島県では小学校などに、防災についてのパンフレットを配布していますが、町内会、子ども会などの地域の防災対策などにも役立てていただけるよう、要望があれば個別に発送もしています。「防災の日」や、お子様が防災関係のパンフレットを持ち帰った時、地域行事などをきっかけに、防災についてご家庭で考えてみてください。
減災について知るのに役立つ資料は、小学生用、中学生用、高校生・一般用まで各種。下記へ連絡すると必要部数を送ってもらえる。
広島県防災キャラクター「タスケ三兄弟」
左からコウスケ(公助)、ジスケ(自助)、キョウスケ(共助)
左からコウスケ(公助)、ジスケ(自助)、キョウスケ(共助)