2024年2月14日(水)
【素朴な疑問シリーズ】Q.サッカーの練習で、股関節が痛いようです。
●「鼠径部痛症候群」(グロインペイン症候群)と
呼ばれています。
足首の捻挫、下肢の打撲や肉離れ、腰痛などの何らかの原因で可動性、安定性、協調性に問題が生じたまま、無理をしてプレーを続けると、体幹から股関節周辺の機能障害が生じやすくなります。また、片足で立ってキツクを多くするサツ力一の動作そのものが発症の誘因になります。他の競技に比べてサツ力一選手での発生が多くみられ、 いったんかかると治癒には時間がかかることが多いです。ランニングや起き上がり、キツク動作で鼠径部やその周辺のいろいろな所に痛みが出現します。
体幹から股関節周辺の拘縮や筋力低下や不自然な使い方によって
●可動性(筋や関節の柔軟性)
●安定性(骨盤を支える筋力)
●協調性(体幹と下肢の動きが効果的に連動すること)
の機能が低下し、痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化します。
●股関節だけに負担が集中しないようにしましょう。
治療は、可動性・安定性・協調性の問題点を評価した上で、それを修正するリハビリを行います。
治療は、可動性・安定性・協調性の問題点を評価した上で、それを修正するリハビリを行います。
●足首の捻挫などのけがをしたら、無理をしないこと。
予防には以下の点が大切です。
予防には以下の点が大切です。
◎一般社団法人 日本スポーツ整形外科学会(https://jsoa.or.jp/)「スポーツ損傷シリーズ 鼠径部痛症候群」
(https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s11.pdf)を加工して作成。
(https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s11.pdf)を加工して作成。