子育てアドバイス

SNSやインターネットとの付き合い方

スマホやタブレットの普及で、子どもも当たり前のように触れるインターネットの世界。しかしSNSなどを巡ってトラブルに巻き込まれるケースも増えています。子どものSNSやインターネットとの付き合いの上で気をつけるべき点を、広島県警少年対策課の今若秀孝警部補に聞きました。

スマホや携帯電話を持たせていなくても注意
 SNSやインターネットに関わるトラブルに巻き込まれる事件は、低年齢にも広がっています。県内でも女子中学生が趣味のサイトで知り合った成人男性とLINEのIDを交換して会うことになり、車で3日間連れ回されるという事件がありました。
 他にもLINEのスタンプをあげるからとか、女子高校生になりすまして写真の交換をしようなどと持ちかけて、小学生に裸の写真を撮って送らせたという事例もあります。
 子どもにスマホを持たせていないからと安心するのも禁物です。音楽プレイヤーや携帯ゲーム機でもインターネットにつながるものがありますし、家のタブレットなどを使ってアクセスするケースもあります。

半永久的に傷を残すネット世界の恐ろしさ
 インターネットの恐ろしい点は半永久的に記録が残ることです。これを「デジタルタトゥー」と呼んでいます。顔や名前などの個人情報につながるデータまで、一生消すことのできない記録としてインターネット上に残り続ける可能性があります。
 何か事件などがあった時、匿名で報道していても、ネットの住民たちは、すぐさま実名や住所までつきとめて公開することがあります。「リベンジポルノ」と言って、以前の交際相手が腹いせに猥褻な画像をさらすこともあります。
 インターネットの拡散力はすさまじいので、若い頃の安易な行為が、就職や結婚といった人生の大事な局面で障害となることもあります。

ネット犯罪被害防止意識は「あとがこわい」で覚えて


「会わないで」 「撮らない」 「画像を送らない」
「個人情報をアップしない」 「悪口を書かない」 「いじめない」


家庭ではルール作って守らせましょう
 インターネットやSNSに関するトラブルが、低年齢で増えているのは、知識やモラルが不足している点も起因しています。高校生くらいになると、善悪の判断や危機意識が発達していますが、成長や知識が伴わない子どもがインターネット内に入り込むのは、交通ルールを学ばずに公道で車を運転するようなもの。
 犯罪行為と考えずに安易に爆破予告や殺人予告をしたり、名誉毀損と考えずに学校のランキングサイトに嫌いな人ランキングとして実名を記入したり、グループSNSで誹謗中傷の言葉を書き込んだりするのも、子ども達によく見られる行為です。
 インターネットに起因する犯罪やトラブルに巻き込まれないようにするためには1人1人のモラルを高めるとともに、家庭でのルールを作り、それを守ること。特に、新しくスマホなどを持たせる前には、よく話し合ってルールを決めておきましょう。


家庭でスマホのルールを決めて

□ ネットで知り合った人とは直接会わない □ 個人を特定される書き込みはしない

□ 下着姿や裸の写真は撮らない、撮らせない □ 人の悪口は書き込まない

□ ID・パスワードは保護者が管理する □ 接続するサイトは保護者に確認する

□ ダウンロードするアプリは保護者に確認する □ 知らない人からのメールは必ず保護者に見せる

□ ベッドやお風呂では使用しない □ 充電はリビングなどの決められた場所でする

□ 利用時間は1日◯時間まで □ ルールを破った時は利用を禁止する

子どもがトラブルに巻き込まれた際の相談先は
お近くの警察署または
ヤングテレホン広島 082-228-3993
  • わんぱく大作戦 公式LINE@

わんぱく大作戦プロジェクト2024 協賛

  • 学校法人鶴学園バナー
  • 広島ガスバナー
  • ますやみそバナー
  • サニクリーン中国バナー
  • 味の素株式会社バナー
  • もみじ銀行バナー
  • こくみん共済 coop バナー
  • 良和ハウスバナー
  • 大田鋼管バナー
  • TSSテレビ新広島
■主催

わんぱく大作戦プロジェクト2024

■後援

広島県

広島市

広島県教育委員会

広島市教育委員会

広島県医師会

広島県歯科医師会

広島県薬剤師会

広島県看護協会

(一社)広島県子ども会連合会

広島市子ども会連合会

広島県PTA連合会

広島市PTA協議会

中国新聞社

【お問い合わせ】

わんぱく大作戦事務局
TEL:082-255-0331(平日9:30~17:30)FAX:082-255-0099

Webでのお問い合わせ

ページトップへ