2017年5月17日(水)
新学期の子どもの変化に注意
新学期が始まり、子どもも新しい環境で学校生活を始めました。そんななか「友達との関係がうまくいかない」「学校に行きたくない」などと悩む様子を見せていませんか?学校生活でのトラブルに気付いた時、知っておきたいことについて、広島県教育委員会 豊かな心育成課の平野剛さんに聞きました。
友人関係のトラブルは不登校の原因にも
学年始めは、新たな環境の中で不安を抱えたり、トラブルが発生したりしやすい時期でもあります。新しい環境へのなじみにくさは、不登校やいじめに発展する可能性もあります。
広島県の不登校児童の数は、少しずつですが増加の傾向にあります。また、学年が上がるほど多くなる傾向にあります。
広島県の不登校児童の数は、少しずつですが増加の傾向にあります。また、学年が上がるほど多くなる傾向にあります。
また、不登校児童の在籍校数も約50%になっていますから、県内の約半数の小学校で何らかの理由で登校できない児童がいることになります。決して他人事の問題ではありません。広島県教育委員会でも、不登校は「特定の子どもに特有 の問題があることによって起こることではなく、どの子どもにも起こりうること」としてとらえる必要があるということを基本的な考え方としています。
不登校となったきっかけと考えられる状況については学校に係るものでは、「友人関係をめぐる問題」が最も大きな割合を占めますので、子どもにとって友人関係は大きな影響があることが伺えます。また、家庭に係るものでは、「親子関係をめぐる問題」が高い割合を占めています。
さまざまな資料も参考に、学校と連携を取りながら、子どもの気持ちに寄り添って
では、それらの問題にどのように取り組んでいけばよいのか。広島県教育委員会では、不登校対策実践指定校で成果をあげた取組などを県内の学校で共有しながら、より良い対応につなげています。
また「生徒指導のてびき(改訂版)」も、HPで広く公開していますので、教育関係の方はもちろん、ご家庭でも参考にしていただければと考えています。
この中の「第4章 7番」の「不登校」の項目では、不登校は様々な要因が複雑に絡み合っている場合が多いため、学校だ けではなく、家庭や関係機関等と密接な 連携のもと多様な要因や背景に応じた対策を講じる必要性や、スクールカウンセラーや専門家と連携した対応についても記載されています。
個人的には、子どもが精神的に不安定になった時、家庭に居場所を作ってあげることや、子どもの心に寄り添い支えてくれる身近な人の存在がいることはとても重要だと考えています。また、家庭と学校とが協力して子供を支えていくことが重要です。
学校には直接相談しにくいことは、スクールカウンセラーに相談することもできますので、学校の先生に「スクールカウンセラーに相談したい」と問合せてみてください。
また、県教育委員会が東広島市にある広島県立教育センターに「心のふれあい相談室」を設けて、いじめや不登校に関する問題など、児童生徒、保護者及び教職員等の相談に応じています。合わせてご利用ください。
個人的には、子どもが精神的に不安定になった時、家庭に居場所を作ってあげることや、子どもの心に寄り添い支えてくれる身近な人の存在がいることはとても重要だと考えています。また、家庭と学校とが協力して子供を支えていくことが重要です。
学校には直接相談しにくいことは、スクールカウンセラーに相談することもできますので、学校の先生に「スクールカウンセラーに相談したい」と問合せてみてください。
また、県教育委員会が東広島市にある広島県立教育センターに「心のふれあい相談室」を設けて、いじめや不登校に関する問題など、児童生徒、保護者及び教職員等の相談に応じています。合わせてご利用ください。
- 広島県教育委員会ホームページ
- 心のふれあい相談室
TEL: 082-428-7110
月~金・9:00~16:00